良い病院・良い医師を選ぶポイント
- 2013/3/28
- 健康管理

人事部の方や、衛生管理者は、休職・復職判定の際に、産業医だけではなく、主治医からも診断書について説明を
求めたり、確認をすると思います。
また、ご家族の方が風邪をひいたり、ちょっとしたケガをした際などに、病院に行きますよね。
そんな時に、良い病院・良い医師に当たれば良いのですが、中にはちょっと・・・なことがあることも残念ながら事実。。。
今回は、(主に精神科系の)よい病院・よい医師を選ぶポイントをご案内いたします。
良い病院・良い医師を選ぶポイント
○医師が患者の話をしっかり聞いてくれるか?
⇒これは、基本中の基本ですね。ほんの少し症状を診ただけで、断定されると不安になりますよね。
しっかりと話を聞いてもらえる医師の方が良いと言えるでしょう。
○心配や疑問などを受け付けてくれる医師か?
⇒これも基本と言えますね。『なぜ?』『どうして?』という素朴な疑問を受付けてもらえる医師が良いですね。
○治療方針や薬の効果等きちんと説明してくれる医師か?
⇒どの医師も説明をしているはずですが、一般人にはわからない専門的な説明では伝わらないですよね。
誰にでもわかるように噛み砕いて説明してくれる医師が良いです。
○電話の問い合せへの対応がしっかりしているか?
⇒電話対応の良さも、一つの目安になります。もちろん、医師にも忙しい時やご機嫌ナナメの時があるかもしれないので、
一度や二度で判断するのは浅はかですが、毎回対応が悪い・話が伝わってこないなどがあれば、問題ですね。
○薬の飲み心地をいつも聞いてくれるか?
⇒これは精神科系ならではといえると思います。同じような症状でも人によりお薬の効き目が違ったり、お薬の種類も
多い為、どのお薬が合っているか?を慎重に探っていく必要があるそうです。丁寧に、親身に確認してもらえる医師ほど、
良いといえるでしょう。
○セカンドオピニオンの申し出に快く応じてもらえるか?
⇒時折、このお話をされると気を害される医師がいらっしゃると聞きます。医師にとっては、信頼されていないのか?と
思うかもしれませんが、セカンドオピニオンは患者の権利です!医師にとってもリスクヘッジするために有効な手段といえます。
これに応じてもらえない医師がいれば、少し疑った方が良いかもしれませんね。
○できれば医師以外の専門職(カウンセラーなど)がいるかどうか?
⇒精神科系のクリニックでは、医師とは別にカウンセラーがいるかどうかも一つの目安になります。医師は、たくさんの
患者さんを持っており、一人一人とじっくり話をする時間をとれないということが多々あります。
治療・お薬に関しては『医師』、患者さんから症状を確認するのは『カウンセラー』というように役割分担できている
クリニックは、プラスポイントといえると思います。
○大きな病院が必ずしも良いとは限りません。
⇒大きな病院・医院はたくさんの患者さんが集まるため、様々なノウハウが蓄積されているものです。
しかし、必ずしも良いとは限らないとの事です。診療時間が短かったり、主治医が途中で交代なんていうことも
起こり得ます。
上記のことは、一概にはいえませんが、大いに目安になるとかと思います。また、特に触れませんでしたが『主治医との
相性』というのが大きく影響してくる部分であるといえると思います。
不幸にも社員がメンタル不調になってしまってから、あわてて探すのではなくて、人事部・衛生管理者として少しでも
アドバイスできるよう、産業医の意見や口コミサイトなどを利用して情報収集をしておく事をオススメいたします。