生産性の悪い職場は「喫煙率が高い」かもしれない

たばこが健康に悪い……とわかっていながらも、会社で行うたばこ対策は、受動喫煙対策が精一杯というのが多いのではないでしょうか?
しかし、世界では会社で禁煙対策を行っていこうという流れとなっています。
最近、米国・EU・中国で健康だけでなく経営に直結した労働生産性の点から禁煙をすすめる研究が出てきました。

アプセンティーズムとプレゼンティーズム

2013年に行われた、各国(米国・英国・フランス・ドイツ・イタリア・スペイン・中国)のインターネット調査を使った研究で、どの国でも喫煙者の数値にくらべ、禁煙実施者のアプセンティーズムやプレゼンティーズムなどの数値等がよいという結果がでました。

・ アプセンティーズム:欠勤や休職、あるいは遅刻早退など、職場にいることができず、業務に就けない状態
・ プレゼンティーズム:出勤しているにもかかわらず、心身の健康上の問題により、十分にパフォーマンスが上がらない状態

健康経営でも使用されているこれらの項目ですが、単なる病気をカウントするだけではなく、職場での生産性に直結する指標として注目されています。
たばこを止めると生産性が良くなるというのは、驚きですね。

禁煙後の生産性改善は早くから出る

もう一つの重要な点が、禁煙後0~4年という禁煙後早くの段階でも、これらの数値がよいということです。
これまでは、肺疾患など喫煙による健康障害リスクが低下していくには、長期間が必要であるとされていました。
しかし、生産性を検討するときは、短時間で改善が考えられるという点で、非常に費用対効果のよい指標であると考えられます。

積極的な禁煙対策を

禁煙は個人の問題と捉えがちで、会社での禁煙対策まで踏み出せていない会社が多いのが現状ではないでしょうか。
生産性と喫煙の関係性が解明されつつあるなかで、経済的な面からも禁煙対策が重要になってくると考えられます。
皆が会社に来て仕事をしているのに、なぜかパフォーマンスが上がらないな……と思ったとき、社内での喫煙率に注目してみてはいかがでしょうか?

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