衛生担当者自身のメンタルヘルス

産業保健師として企業の(安全)衛生担当者の方とお目にかかる中で、

「メンタル不調で休んでいる人の話を聞くのが辛い。」
「どう返事をしていいのかわからない。」
「ものすごくストレスが溜まる業務だと感じる。」

というお声を耳にすることがあります。

産業医や産業保健スタッフが常駐していない企業では、
人事の担当者が窓口になることがほとんどです。

そして、時として、メンタル不調で休まれる方との会話は、
とても理不尽で、不快感を感じることがあるのも事実です。

病気が原因というのは頭でわかっていても、会話を終えた後にどっと疲れたり、
自分自身も気分が落ち込んでしまう・・・という経験をしてしまいがちになります。

そんな時に自分を守る方法として、

1.相手を「わがまま」「理不尽」と感じた自分に罪悪感を持たないこと
2.会話の中で感じた怒りなどを、同じチームで共有すること
(注:プライバシーを守れる範囲内で)
3.家まで怒りの感情を引きずらないこと
4.プライベート(趣味など)を充実させること

・・・ということを、精神科の先生が講義で仰っていました。

特にメンタル疾患を抱える方の長時間に及ぶ面談は、
産業医や産業保健スタッフでも、疲労感を感じることがあります。
逆に言えば、「怒り」「悲しみ」「疲労」を感じて当たり前なんです。

担当者の方がメンタルヘルスを発症したら
元も子もありません。

対応方法が難しいケースの場合は、
産業医にこまめに対応を相談したり、
地域の保健推進センターへ相談するなど、早めに対策を取りましょう!

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中村 眞弓

中村 眞弓株式会社ドクタートラスト 保健師

投稿者プロフィール

企業での健康相談や産業保健の経験を生かし、「じっくり聴く・しっかり考える」保健師を目指しています。社員の皆様・人事の皆様と一緒になって企業の健康を支えていけるよう頑張ります。
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