味噌汁で糖尿病予防
- 2014/5/25
- 食事

世界的にも「健康に良い」と認められる和食。
和食と言えば、ご飯とお味噌汁ですよね。
みなさんは、1日1回はお味噌汁を召し上がっているでしょうか?
味噌汁のパワー
先日の日本糖尿病学会で、味噌汁の毎食摂取が糖尿病予防に有効という研究結果が発表されました。
研究では、味噌汁の摂取が2杯/日以下の群と3杯/日以上の群に分けて血糖値を計測したところ、1日3杯以上(=毎食)味噌汁を摂取した群の方が、優位に血糖値が低かったということです。
また、血糖値だけでなく、血中アディポネクチンという、糖尿病や肥満を抑える働きのあるホルモンの数値も、毎食味噌汁を飲んでいる群の方が優位に高かったとのこと。
味噌汁というと、塩分が高く、高血圧につながるというイメージも強いと思います。
しかし、今回の研究では、毎食味噌汁を飲んでいる群とそうでない群の間には、血圧の差は見られなかったそうです。
2013年の日本高血圧学会でも、味噌汁の塩分は高血圧に影響しないという研究結果が発表されています。
※血圧が高く、医師に減塩を指導されている方は、減塩味噌を使う、だしをしっかり取る、お椀には具を多めに取り分ける点を心がければ、塩分を控えることができます。
また、3食味噌汁を食べようとすると、自然とご飯中心の食事になるため、カロリーダウンや栄養バランスの改善も期待できそうです。
健康診断で、体重や血糖値が上がり気味と指摘された方は、是非お味噌汁を積極的に取りいれてみてください。
お昼がコンビニのおにぎりなど、簡単なものに偏りがちな方は、お味噌汁を1杯付け加えるようにすると良いですね。
最近では、「だし入り味噌」や液体の味噌なども販売されており、野菜をお湯で茹でてそれらの味噌を入れるだけで手軽にお味噌汁を飲むことができます。
1人暮らしの方でも取り入れやすい健康法といえます。