主治医と産業医

役割の違い

主治医と産業医の役割の違いをご存知だろうか?

 主治医・・・治療をする人
 産業医・・・働いても大丈夫かどうかを見る人

最も大きな違いが、産業医は医療行為を行えない、という点。
治療を行ったり、投薬をする行為、こういったことはできない。

似て非なる行為

ここでややこしくなるのが、最近増加傾向にあるメンタル系の問題。

医療の場では、メンタル治療の一環として、じっくり話をするという行為がある。
産業保健の場では面談の中で、じっくり話をするという行為がある。

この2つが同一の手法であるがために、治療を行っているのか産業医面談を行っているのか不明瞭になるときがある。

それが一番顕著になるのが、メンタル不調者を自身で開業している病院(クリニック)に連れて帰り話を聞くというという行為。

これを行うと産業医としてなのか主治医としての行為なのかがわからなくなる。

こうなると責任が病院側にあるのか、産業医=<安全配慮義務を負う企業>にあるのかが複雑となり、問題の解決がさらにヘビーになってしまう。

そのため、主治医と産業医は別の医師にお願いすることがリスクを下げるために重要なポイントとなる。

特に、産業医が開業医の場合は、この点を十分気をつけなければならない。
もちろん病気が治れば問題は少ないのですが、メンタルなど治療が難しい病気では、訴訟リスクが高くなる。

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杉井 将紘

杉井 将紘株式会社ドクタートラスト 常務取締役

投稿者プロフィール

IT企業に長年従事。その際の労働環境が整備されておらず、訴えても変わらない状況から健康管理会社のドクタートラストへ転職を決意。
畑違いの業界に戸惑いつつも、ITの力を駆使して産業保健業界に一石を投じるべく日々奮闘。
【ドクタートラストへの取材、記事協力依頼などはこちらからお願いします】

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