デスクワークに殺されないために私たちがすべきこと

長時間のデスクワークで高まる死亡リスク

米国癌協会による癌予防研究II(Cancer Prevention II)は、病歴のない成人12万3,216人を、1993~2006年の14年間追跡調査した結果、1日6時間を座って過ごす人は、座る時間が3時間未満の人にくらべ、死亡リスクが女性で37%、男性で17%高い傾向にあると発表しました。
また、長時間座って過ごし、かつ運動や体を動かすことをしない場合は、女性では94%、男性では48%と、さらに死亡リスクが高まることが報告されています。
このような関連がみられる原因の一因として明らかなのは、座っている時間が長いほどエネルギーの総消費量が少なく、体重増加や肥満になる傾向が高いためです。
また一方で、単なる体重増加や肥満以外にも、生物学的因子が存在する可能性があると考えられています。
筋肉、特に脚の筋肉を動かさなければ、さまざまなホルモンの分泌が変化し、中性脂肪やコレステロールなど、心疾患やその他の疾患へも影響が生じます。

座り時間を減らす企業の取り組み

このような、長時間机に向かっていることによりリスクが高まるという研究発表から、米国フェイスブックによると、スタンディングデスクの要請は2011年時点で、1週間に5~8件に増えており、従業員2,000人超に対し200~250台あるといいます。
同社はまた、ランニングマシンの上で歩いたり走ったりしながらコンピュータで仕事ができるスペースを設けようとしています。
また、Google社、twitter社などでも、スタンディングデスクや、立ち作業スペースが社員へ提供されています。

長時間のデスクワークを避けられない場合でも……

このような取り組みが行われている一方、デスクワークの時間を減らすなんて無理!という方も多いでしょう。
しかし、1日当たりわずかでも運動をすれば、座っていることによる死亡リスクが軽減される傾向がみられています。

定期的に運動することが難しい!という方でも以下のような簡単な運動を毎日取り入れ、できる限り手足を動かしましょう。

・ エレベーターでなく階段を使用する
・ 同僚への連絡は、内線やメールでなく直接伝えに行く
・ こまめに立ち上がる
・ 違うフロアのトイレを利用する
・ デスクワーク中、デスク下で足首を上げる
・ 肩のこりを感じる前に、こまめに肩を回す
・ デスクで昼食を取らない

それぞれご自身のワークスタイルにあった方法を試し、取り入れてみてください。

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