ストレッサ―は年齢で異なるという不思議

あなたは職場で何に対してストレスを感じていますか?

仕事量が多いこと、対人関係がうまくいっていないこと、自分のやるべき仕事がわからないこと…人それぞれ、さまざまなストレスがあると思います。
仕事量が多いことをストレスに感じている人は、自分よりも仕事量が少ない人に“何のストレスを感じているのだ?”と疑問を持ち、イライラしてしまったり…。
はたまた仕事量が少なく、自分の役割が不明瞭でストレスを感じている人は、仕事量が多くバリバリ働いている社員を“うらやましい”と感じてしまったり…。
そういう経験はありませんか?

勤続年数によりストレスを感じる対象が異なるという研究結果があります。
勤続年数が短い社員は、質的ストレッサー(裁量権のなさ、役割の不明瞭など)をより強く感じ、勤続年数が長い社員は、量的ストレッサー(仕事量の多さなど)をより強く感じる傾向にあると言われているのです。
仕事量が少なく自分の役割が不明瞭に感じる人に対し、「あなたは仕事量が少ないのだから楽でいいじゃない」と言ったら、その人はどう感じるでしょうか。
仕事量が多いことにストレスを感じている社員に対し、「あなたはやるべきことがたくさんあるし、会社に必要とされていていいじゃない」と言ったら、その人はどう感じるでしょうか。
質的ストレッサーを強く感じている社員、量的ストレッサーを強く感じている社員、それぞれどのように対応していけば、ストレスの軽減を図れるでしょうか。

勤続年数の短い社員に対するサポート

質的ストレッサーを強く感じやすいとされる勤続年数が短い社員の年代は、20代前半~30歳ごろだと考えられます。
20代前半~30歳ごろの社員は、新しい職場環境、仕事、また、一人暮らしをはじめた社員は、新しい土地に慣れる過程で一つひとつ大きな山がありますね。
その山を乗り越えていくためには、相談したり、自分なりのストレス解消法を見つけたりしていく必要があります。
しかし、新しい環境には、弱音や愚痴を吐き出す場が見当たらず、悶々として、ストレスが蓄積していく社員も少なくはないのではないでしょうか。
周囲のサポートとしては、相談窓口を確保したり、勤続年数の短い社員の状況(仕事内容の把握具合、本人が仕事に対して感じていることなど)を部署内で共有したり、気軽に相談できる環境の構築をすることが重要であると考えられます。
また、勤続年数が短い社員と一緒に目標や計画を立案することで、役割の不明瞭さや裁量権のなさに対するストレスは軽減していくのではないでしょうか。
そのほかにも、さまざまな対応策が考えられるでしょう。
社員同士で「こうしてもらって嬉しかったな」と思うことや、「当時はこういう気持ちだったな」といったことを話し合い、どんどん反映させていくとよいでしょう。

勤続年数の長い社員に対するサポート

量的ストレッサーをより感じやすいとされる勤続年数が長い社員の年代は、30歳~40代だと考えられます。
30歳~40代の社員は、仕事に慣れ、高度な内容の仕事や管理業務を任され、仕事量が増加する一方で、私生活でも結婚や子どもの誕生といった大きな環境の変化を経験し、仕事と私生活のバランスに悩む社員も少なくはないでしょう。
特に今は、女性社員の雇用が積極的に行われていることから、仕事と私生活のバランスがうまく取れるように会社をあげて支援していく必要がありますね。
仕事と私生活、どちらを重点にしていきたいのか、どうバランスをとっていくか、先輩社員と相談できる環境の構築も重要です。
短時間正社員の導入や男性社員の育児休暇など社員の希望や状況に合わせて考えていきたいもの。
社員の希望を発信できる環境を作っていくといいでしょう。

風通しのよい職場環境づくりから

社員の年代、勤続年数のほかにも、社員一人ひとりの性格や考え方からもストレス要因は変化していきます。
まずは従業員同士が積極的にコミュニケーションをとれるような風通しのいい職場環境を作り、併せて、それぞれの社員に合わせた対応策を考えていきましょう。

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