どちらが長生きできるか
- 2014/4/5
- メンタルヘルス

「コップの水の捉え方で、寿命が変わる」
のどが渇いたあなたの前に、お水が半分入ったコップがある。
= あなたは、「もう半分しかない」と考えるか。それとも、「まだ半分もある」と考えるか。 =
前者は“先回りタイプ”で、後者は“お気楽タイプ”と言えるが、実はこの考え方のちがいによって、寿命が変わるという。
さて、“先回りタイプ”と“お気楽タイプ”では、どちらが長生きできる可能性が高いだろうか。
正解は、「まだ半分もある」と考える後者の“お気楽タイプ”だ。
「楽観的でご機嫌な気持ち」を持ち続けている人は、平均7.5~10年長生きするという研究報告がある。(2011.2月 科学雑誌『Science』)
食事や運動など、ほぼ同じような環境で暮らしていても、「幸せな人」、「前向きな人」は長生きするという。
心の持ち様は、寿命にも大きな影響を与える。
仕事やプライベートで多くのストレスや悩みを抱える現代人。
「くよくよしてもしょうがない」、「明るく前向きに物事を考えよう」と思っても、なかなか自分一人ではできないのも事実だが、だからこそ、友人をはじめとした周りの人たちの力を借りて、
楽しい環境や機会をつくっていくことが大切なのだ。
「孤独でない」だけで、死亡率が下がるということもわかっている。
病気の予防のために、食事・お酒・タバコなどの生活習慣に気をつかっている人も多いだろうが、加えて、長生きのために大切なポイントは、「心の持ちよう」である。
同じような生活習慣を送っていても、心のありよう次第で寿命が変わるとしたら、楽観的でご機嫌な気持ちを持ち続けている人のほうが良い。