快適な職場環境作り(残業時間を減らしましょう)
- 2013/2/7
- 労働環境

時間外労働削減の好事例集
上層部からは売上げ高を伸ばしつつ、人件費(残業時間)を削減するように指示されています。
現場を見てみるとリストラ等で社員数が減っている為、時間内では仕事を処理できていません。
結果、残業時間が増えてしまっています。
このような悩みをお持ちの人事担当者は、とても多いのではないでしょうか?
実際、企業様を訪問していると、あちらこちらでこのようなお話をうかがうことができます。
厚生労働省より『時間外労働削減の好事例集』というパンフレットが配布されていますので、そちらをご紹介いたします。
パンフレットをご覧になっていただくとわかると思いますが、残業時間の削減に成功すると、『業務効率が向上する』という結果が多くみられます。ぜひ、ご参考になさってください。
残業時間を削減する=業務効率UP!という方程式を理屈ではわかっているのですが、
トップの考えがかわらない限り、限界があるという中小企業のご担当者は多いのではないでしょうか?
そのような体質の中小企業様にはぜひ産業医を選任される事をおすすめいたします。
(従業員数が50名を超えている場合は、必ず選任が必要です!)
産業医にどのような働きをしてもらうのが良いのか?ご提案いたします。
【衛生委員会で過度な残業の恐ろしさなど、講話していただく】
産業医の主な業務として、衛生委員会への出席があります。その場に上層部の方も出席いただき、
大残業がもたらされる恐ろしさや、過去の訴訟判例など、医師の立場からのお話をしていただき、
残業時間を削減するように訴えていただく。
【社長(上司)に言いにくい事は産業医から言っていただく】
企業様の問題点を担当者から社長や上司に報告しにくいものだと思います。そういう時は、産業医に頼ってみましょう。
『残業が多すぎる。このままでは社員が倒れてしまう』という事などを、医師の口から直接伝えることにより、
より説得力のある訴えになると思います。
各企業にはそれぞれ歴史があり、それぞれに性格や体質があります。それを産業医を選任したので、
すぐに軌道修正をできるものではありません。
徐々に、時間を掛けて根気強く社長を説得するようにしてください。
そして、残業時間を効果的に減らし、業務効率を上げるように努力してください!