おいしいから飲みすぎる「高カロリー飲料」にご注意!

見落としがちな飲み物のカロリー

「今年こそは痩せたい」「冬の間に食べ過ぎてしまった…」そんな方も多いのではないでしょうか。
ダイエットといえば油物を控える、甘い物を食べない、食事の時間に気をつけるなど、食べ物に関することをまず頭に浮かべますが、飲み物のカロリーは気にかけていますか?
飲み物とはいえカロリーがあり、甘い飲み物の摂取が習慣となっている方もいるでしょう。
今回は、ダイエットの中で、飲み物のカロリーについてわかりやすく解説します。

 コーヒー・ペットボトル1本は、おにぎり1個分

残業で遅くなった時、朝目を覚ましたい時、午後の眠い時間、そんな時の味方になる「コーヒー」。
習慣で1日数本飲んでしまう方は要注意です。
一般的な加糖された缶コーヒーのカロリーは100mlあたり30〜40Kcal、1缶では約70Kcal程度。カフェオレタイプなど乳成分が加わったものはさらにカロリーが高くなりますので、1缶80〜90Kcal程度です。
炭酸飲料やオレンジユースなども100mlあたり40Kcal程度のものが多く、少量飲む分には小さなカロリーですが、ペットボトルを飲みきってしまう方は注意が必要です。
ペットボトル1本では200Kcalとなり、なんとおにぎり約1個分のカロリーに相当します。

美味しいものほど高カロリーに

他にも気をつけたいのが、お店で注文するコーヒー飲料です。
ブラックで飲んだ場合、もちろんカロリーはほぼゼロなので気にする必要はありませんが、ついつい美味しくて頼んでしまう「甘いシロップやミルクを使用したコーヒー類」は気をつけなくてはなりません。
カフェラテは小サイズでも約150Kcal(砂糖なし)、チョコシロップが美味しいカフェモカは約250Kcal、甘く冷たくホイップクリームが乗った飲料は、小サイズにも関わらず300Kcalになるものもあり、飲み物とはいえ非常に高カロリーなのです。

低脂肪乳・無脂肪乳への変更も◎

人は、温かいものは冷たいものより味を濃く感じるという性質があります。
コーヒーや紅茶などは温かいまま飲むことで、無理なく使う砂糖の量を減らすことができます。
また、牛乳を使う飲み物の場合は、通常のものから「低脂肪乳・無脂肪乳」に変更することで、30Kcal〜60Kcal程度カロリーを減らすことができます。(使用する牛乳の量によります)
飲み物はそれほどお腹にたまるものではないので、つい口にしてしまいがちですが、飲み物にもカロリーがあることを忘れてはいけません。
飲み物が仕事のお供になっている方は、摂取の頻度や内容、カロリーについて今一度見直して、ダイエットに役立ててみてくださいね。

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田中 祥子株式会社ドクタートラスト 産業保健部 保健師

投稿者プロフィール

企業の健康管理室で働いていた経験をさまざまなかたちで皆さまにお届けします。
【ドクタートラストへの取材、記事協力依頼などはこちらからお願いします】

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