疲れ目防止のために今すぐできる「画面設定」調整法
- 2015/10/21
- 雑学

仕事上、パソコンの画面を長時間見続ける必要がある人は、働く人の中でもかなり高い割合を占めます。
パソコンを長時間見続けることの弊害は、やはり「目の疲れ」でしょう。
厚生労働省の調査でも、OA機器の使用によって疲労や症状を自覚している人は、約7割にのぼります。
さらに、そのうち9割が「目の疲れ・痛み」を感じていることがわかっています。
(厚生労働省「技術革新と労働に関する実態調査」平成20年労働安全衛生特別調査より)
「目の疲労」が進行すると「眼精疲労」に
目の疲れ=眼精疲労と思っている方は多いのではないでしょうか。
実は、目が疲れただけでは「眼精疲労」とは呼びません。
目の疲れが進行し、一定時間休憩をとっても、頭痛や肩こりなどの症状が消えずに残るところまで進むと、初めて「眼精疲労」と認識されるのです。
眼精疲労の症状は目だけにとどまらず、
・頭痛など目以外の部分の痛み
・胃痛や食欲不振
・便秘
・精神的なイライラ・不安・抑うつなどの症状
なども引き起こすことがあり、決して軽視してはいけない疾患です。
重要なのは、目の疲労から「眼精疲労」まで進んでしまう前に、適切な対策をとることです。
まずはここから!目が疲れにくい画面設定とは?
それでは、目の疲れを防ぐためにどんな方法を取ればよいのでしょうか。
今パソコンの目の前に座っている方が、今すぐ・簡単にできる疲れ目対策があります。
それは、「画面設定」を一度見直すことです。
通常のオフィスの明るさの下であれば、画面の明るさは輝度は100~150カンデラ/平方メートル程度に調整するのが望ましいとされています。
けれども、それだけを聞いても、パソコンに詳しい方以外は「実際どうすればいいの?」となってしまいますね。
使うのはコピー用紙1枚!手軽にできる画面の明るさ調整法
そこで、一番手軽にできる簡単な方法は、「コピー用紙を使う」ことです。
まずは、なるべく白い面の多いページをデスクトップ上に表示させます。
そして、コピー用紙をその画面に並べてみて、明るさの違いを見るという方法です。
コピー用紙と比べて画面が明るく、白っぽければ、少し画面が明るすぎるということになります。
そのような場合は、画面の明るさとコントラストを調整して、なるべくコピー用紙に近い色合いになるようにしましょう。
眼精疲労まで症状が進んでしまうと、改善するのはなかなか難しいものです。
「疲れ目」のうちに、しっかりと改善策を講じておきたいですね。