胃カメラとバリウム検査、どっちを選ぶ?

春は健康診断の季節でもありますね。弊社でも、健康診断の手配をしています。
健康診断の関する質問で多いものの一つに、上部消化管検査に関するものがあります。

Qバリウム検査と胃カメラの選び方

35歳を超えると上部消化管検査を実施されている企業も多くあります。
最近では、バリウムを使用した上部消化管X線検査を、費用負担なしで胃内視鏡検査に変更が可能なオプションなどがある健診機関もあります。

「どちらを希望しますか?」と聞かれれば、悩みますよね。

バリウム検査は、
・バリウムの味が苦手
・ゲップを我慢できない
・アクロバティックな動きがきつい
・後の便秘が心配

胃カメラ検査
・とにかく苦しい!
・検査とはいっても、人に見せたくない
・数時間、のどに違和感を感じることもある

というイメージがあるのではないでしょうか。
では、保健師の立場で回答すると

Aバリウム検査にはバリウム検査の、胃カメラには胃カメラの利点があります。

胃カメラは消化管粘膜の色調・性状、腫瘍、潰瘍、ポリ-プなどを直接観察することが出来ます。
バリウム検査ではレントゲン写真から得られる腫瘍、潰瘍、ポリ-プなどの形を間接的に観察します。

これだけで言うと、バリウム検査よりも胃カメラ検査で、直接的に観察したほうが良いと思われがちですが、実はそうとは言い切れません。

消化管の位置・全体の形、狭窄の程度・長さなどの形状、バリウムの流れ方などの機能的問題など、
全体像を観察するにはバリウム検査は優れています。

つまり、大きく分けると、粘膜の異常を観察するには胃カメラ
胃の形状や機能を観察するにはバリウム検査が優れています。

胃カメラを推奨する方

・放射線被爆が気になる方。
・胃痛・胸焼けなどの自覚症状があり、胃粘膜の異常が疑われる方。
・以前、ポリープなどの所見を指摘されたことがある方。
・腎臓病で、水分制限や透析を行っている方。
・腸閉塞などの既往がある方。
・体重が100㎏を超えている方。
・胃または十二指腸の切除術をされた方。   など

特に、自覚症状がなくスクリーニング目的で検査をする場合には、バリウム検査を選択される方が多いです。
しかし、バリウム検査で異常が指摘された場合には、後日胃カメラ検査を実施していただくことになります。
自覚症状や経過観察中の所見がある方は、胃カメラを選択しましょう。

時には、「去年は何もなかったのに、今年はガンが見つかるなんて、医療ミスだ!」と言われることもありますが、胃がんや食道がんは進行が速い病気です。
検査をした医師の技術の問題ではないことが多くあります。

がん等の疾患の発症率が高くなる45歳以上からは、自覚症状が無くても1~2年に一回は胃カメラ検査を実施することをおすすめします!

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