泣いていますか?

何も解決していなくても、ただ泣くだけですっきりする。
誰しもがこのような経験をした事があるのではないだろうか。

意識的に泣くことでストレス解消を図る「涙活」という言葉がある。
今日は、そんな涙について改めてご紹介したいと思う。

涙の種類

①基礎的分泌:目の保護や酸素供給のために分泌される涙
②角膜保護的分泌:玉ねぎやワサビ、煙やほこりといった外的刺激によって分泌される涙
③感情的分泌:悲しみや感動等の情動の起伏により分泌される涙

③の感情が高ぶって流れる涙には、抗ストレスホルモンが含まれることが研究により明らかになっている。
「涙活」とは、ただ泣けばいいわけではなく、感情的な涙のみが有効で、脳から分泌されているストレス物質も一緒に体外に流れているかがキーとなる。
つまり①基礎的分泌や②角膜保護的分泌にあたる涙は「涙活」とはならない。
このように涙と言ってもいろいろだが、③の「ストレス」を外部に流すということも含めて、内部を守ろうとする働きという点はどれも共通していると言えるだろう。

涙と感情

涙は人の感情と深く関係している。
感情によって交感神経が優位になると、抹消にあるまぶたの奥の涙腺が刺激され、涙が流れるのだ。
よって、本当は辛くても、物事を諦めたり絶望している人は、感情が動かないため、涙を流すことさえできない。
泣きたくても泣けない。
そんな時は、感情が枯渇するほど沈んでしまっている時なのだ。
涙が流れるというのは、心が感情で動く証拠であり、心が凝り固まっていないということだ。

大人こそ感情的に泣いてみる

大人になるつれ泣く機会が少なくなる。
それは非言語的な泣くという行為に頼らずに済むほどの言語的能力が備わってくるからか。
それとも人前で泣かない!そんなことで泣かない!と言われる環境で育ってきたからだろうか。
いづれにせよ、子どもの頃以上に大人は日々情動の中で生きている。
そんな大人にこそやはり意識的にでも感情的に泣くという行為は必要なのかもしれない。
そしてなにより大人にとっては、涙を流すことよりも先に、泣ける場所・相手が必要なのかもしれない。
泣くのを我慢するということは、意識的に涙が出ないようにコントロールすることでありこの場合「交感神経」を優位にしようとしていることになる。

そもそも人の健康は「交感神経」と「副交感神経」のバランスによって成り立つ。
そのため無理やり泣くのを我慢するのは、体に良くないのだ。
ある研究によると、数分間泣くことによって一週間分のストレスが解消されるというデータもある。
ふらりと涙できるような映画や音楽等を求めているなど、それは自身のストレスが溜まって、ストレスを自分の外部に流し出そうとしている時かもしれない。
心の声に素直になって、泣きたい時は思いっきり泣いてみよう!

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