ビジネスマンは虫歯になりやすい?ポイントは「唾液」

オフィスでも、昼食後にトイレで歯磨きをする方を多く見かける。
しかし、周りに、ちゃんと歯磨きしていないけれど虫歯になりにくいという人はいないだろうか。
逆に、毎食後こまめに歯磨きをしているのに、どうしても虫歯になってしまう人もいる。

虫歯になりやすい人とそうでない人、その違いは何かご存知だろうか?

虫歯になるかどうかは、「唾液の質と量」が別れ道

もちろん、寝る前にしっかり歯磨きをしないというのは論外だ。
歯磨き以外の条件として、虫歯に大きく関わっているのが、「唾液の量と質」である。

唾液には、口の中を洗い流して清潔に保つという大切な役割がある。
そのため、唾液が少ないと虫歯になりやすい。
また、唾液が虫歯菌に対して抵抗性を持っているかどうかも重要になる。
抵抗性が少ない唾液だと、やはり虫歯になりやすくなる。
更に、虫歯になりにくい人は、食後に酸性に傾いた口腔内の唾液が、元に戻るまでの時間が短いということもわかっている。

虫歯菌に抵抗する力が強く、食後にすばやく酸性から元の状態に戻る唾液がしっかり出ている人は、同じ生活をしていても虫歯になりにくいのだ。

歯科医院で調べられる唾液検査とは?

「しっかり歯磨きをしているはずなのに、虫歯になりやすい」と思っている方は、歯科医院での検査をお勧めしたい。
なんとなく口が渇きやすい人は、唾液の量の少なさを自覚しているかもしれないが、更に詳しい内容の検査を受けられる歯科医院も増えてきている。

検査内容としては、唾液の量・唾液の性質・唾液のPH(酸性に傾いた唾液がもとに戻るかどうか)、口腔内の菌の量を調べる検査をセットにしているところが多い。
インターネットで歯科医院のHPを見ると掲載されていることが多いので、調べてみると良いだろう。

ストレス・寝不足は虫歯を増やす?

ビジネスマンが陥りやすいストレスや睡眠不足でも、実は虫歯が増える危険性がある。
ストレスや睡眠不足で交感神経が優位になっていると、唾液は減ってしまう。
大事な商談やプレゼンで、口の中がカラカラになった経験をお持ちの方は多いだろう。

更に、忙しいからと食事はデスクでパンと飲み物だけだったり、パソコンやスマートフォンの画面を見ながら食事を摂る方は、更に注意が必要だ。
噛む回数が減ることで、唾液がますます出にくくなってしまう。

虫歯にならないために、唾液を増やそう!

唾液の虫歯への抵抗性や、既に口腔内にある虫歯菌を減らすことはなかなか難しいが、唾液量を増やすために自分でも出来ることがある。
それは
・ガムを噛むこと
・口の中で舌を回すように動かす(歯磨きが出来ない時に効果的!)
・水をよく飲むようにする
・唾液腺のある顎や耳の周りを指で押す
・柔らかい食べ物だけでなく、ご飯や、噛みごたえのある食べ物を意識して食べる。
・・・ということである。

柔らかく乾燥したパンは、唾液が分泌されにくく、口の中が乾燥した状態になりやすい食べ物だ。
パン党の方は、固めのパンを選んだり、食後にガムを噛むなど工夫をしてほしい。

唾液を増やすことは、虫歯予防だけでなく、口臭予防にも役立つ。
忙しく、こまめに歯科医院へ通えない人こそ、唾液を増やすケアを心がけて欲しい。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly
中村 眞弓

中村 眞弓株式会社ドクタートラスト 保健師

投稿者プロフィール

企業での健康相談や産業保健の経験を生かし、「じっくり聴く・しっかり考える」保健師を目指しています。社員の皆様・人事の皆様と一緒になって企業の健康を支えていけるよう頑張ります。
【ドクタートラストの保健師サービスへのお問い合わせはこちら】
【ドクタートラストへの取材、記事協力依頼などはこちらからお願いします】

この著者の最新の記事

関連記事

解説動画つき記事

  1. 【動画あり】在宅勤務で新たなハラスメント「リモハラ」「テレハラ」が発生

  2. 「新型コロナウイルス感染症対策」の動画、資料、ポスターを公開しました

  3. 会社内でのトラブル増加!?コロナハラスメントとは

    【動画あり】会社内でのトラブル増加!コロナハラスメントとは

一目置かれる健康知識

ページ上部へ戻る