
肺がんはがんによる死亡の内訳(2014年)で
男性1位
女性2位
と、上位に位置している病気である。
また、肺がんは自覚症状が少なく、
胸の痛みなどを感じた時にはすでに手遅れになっている場合が多く、
胃がんや、大腸がんなどと比べても死亡数が圧倒的に多いのも特徴である。
「肺がんってたばこを吸う人が多いんでしょ?」
そう思っている方も多いのではないだろうか。
もちろん、喫煙や、受動喫煙によって肺癌のリスクが高まるというのは有名な話であるが、
実は喫煙が原因による肺がんは2割程度と言われている。
ではその他の原因は何だろうか。
①汚い空気
部屋の掃除をあまりしないという人は要注意!
部屋の中が汚い場合、ダニの死骸やカビなどを含んだ埃をたくさん吸い込んでしまっている。
それらの異物を私たちの体が排除しようとするとき、
大量の活性酸素が発生する。活性酸素は異物だけでなく、正常な細胞も攻撃していまい、
その細胞がガン化すると言われている。
また、外でも、私たちは自動車の排気ガスや細菌、ウィルスなどを吸い込んでいる。
健康のためにウォーキングなどをしている方は、交通量の多い道路などを避けるようにしよう。
②揚げ物などの料理をよくする
季節も秋に近づき、すっかり涼しくなってきた。
夏は食欲がなくてあっさりしたものばかり食べていたという方も、
涼しくなると、こってりしたものや、揚げ物などが恋しくなってくるのではないだろうか。
揚げ物が好きで、自分で料理をしているという方は注意!
揚げ物は多くの油煙が発生する。
油煙とは、油などが不完全燃焼したときなどに発生する油を含んだ煙で、料理をする人はそれを吸い込んでしまっている。
換気扇をベトベトにさせる原因にもなっている油煙は、目に見えなくても大量に発生している。
それを吸い込むと、肺の細胞が損傷してしまうといわれている。
③その他
女性ホルモン(エストロゲン)が肺の細胞の
受容体とくっつくとがん細胞になりやすいというのもある。
これに関しては大豆製品が防いでくれると言われている。
そのほかにもストレスで免疫力が低下することなども要因とされている。
これらに気を付け、また肺がんはレントゲンにも写りにくいということから、気になる方は
CTスキャンによる検査を受けてみてもいいかもしれない。