理想の休暇日数と長期休暇のメリット・デメリット

お盆休みも終わり、なんとなく気怠い体に鞭打って仕事に励むビジネスマンの方も多い昨日今日。
今年の夏休みは、何日間休めただろうか?
理想的な休暇を終えた人も、休み足りなかった人も、来年の夏休みに向けて是非知っておいて頂きたいのが「理想的な休暇日数」だ。

日本人の平均的な「夏休み」とは?

ある調査によると、日本人の平均的な夏季休暇の日数は6.13日間とのことである。
多くがお盆休みに土日をつなげて取得しているようだ。
とはいえ、職場によっては、6日間も仕事を休むなんて夢のまた夢という方も多いだろう。
ちなみに、欧米では平均2週間、フランスでは1ヶ月の夏季休暇が一般的だそうだ。
うらやましくなるような夏季休暇だが、夏に長期間休むことは、心身の健康にとってとても大切である。
諸外国と比べて短いとされる日本の夏季休暇。
心身のリフレッシュに理想的な休暇日数について、フィンランドの大学から、新しい研究結果が発表された。

理想的な休暇の日数は「8日間」

フィンランドの大学で54人の休暇中の人を追跡調査し、休暇の日数と幸福度を調査した結果、休暇中8日目の幸福度が最も高かったという結果が出た。
その後は、休暇日数が増しても、幸福度は上昇しなかったそうである。
今年度は充分な夏季休暇が取得できなかった人は、秋のシルバーウィークや年末年始休暇を利用して、8日間を目標に長期休暇を取得するのも良い。

夏季休暇のメリットは疲労回復だけじゃない!

夏季休暇は、長期間心身を休めてリフレッシュすることで、心身の疲労回復を促す。
長期休暇を5年間取得しないと、心疾患の発生率が3割も上昇するという研究結果もあるのだ。
それだけでなく、長期休暇を交代で取得することには、数多くのメリットがある。

・発想力や想像力を養う
休暇中に心身を休め、読書や旅行など新しい刺激が加わることで、発想力や想像力が高まる。

・業務の不正を防止する
交代でいつもは人がやっている仕事をすることで、業務の不正を防ぐことができる。
さらに、他人の目から業務を見直すことで、業務の効率化や気づきにつなげることができる。

・部下の成長を促す
上司が休暇中に、部下が自主的に考えながら仕事をすることで、部下の仕事の経験値を上げ、成長を促すことができる。
いかがだろうか。本人の仕事へのパフォーマンスを高めるだけでなく、組織全体にとっても、長期休暇のメリットは大きい。

長期休暇明けはメンタル不調に注意

メリットの多い長期休暇だが、1つ気を付けなければならないことがある。
それは、長期休暇明けのメンタル不調だ。

通常の土日休み後の月曜日であっても、「サザエさん症候群」や「ブルーマンデー」とも言われるように、気分が落ち込みやすい。
長期休暇で生活リズムが狂い、仕事と切り離される期間が長いと、更に危険度は大きくなる。
夏季休暇後、出勤時間が遅くなったり、体調不良を訴える回数が増えた部下がいたら、管理職の方はよく注意していただきたい。
体のだるさや気分の落ち込みが強い人も、早寝早起きを心がけ、退社後は仕事から頭を切り替えてリフレッシュに努める必要がある。
お盆休みから時期をずらして夏季休暇を取得する方や、シルバーウィークにしっかりと休もうと思っている方は、是非しっかり休んで、元気に仕事に戻ってきていただききたいと思う。

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中村 眞弓株式会社ドクタートラスト 保健師

投稿者プロフィール

企業での健康相談や産業保健の経験を生かし、「じっくり聴く・しっかり考える」保健師を目指しています。社員の皆様・人事の皆様と一緒になって企業の健康を支えていけるよう頑張ります。
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