適切な水分補給

暑い日が続くこの季節。熱中症予防のために水分補給は重要である。また、報道などでも繰り返し水分とともに塩分を摂取するよう言われている。

塩分補給のための塩飴なども多く販売されており、スポーツドリンクを活用している方も多いのではないだろうか。

なぜ塩分補給が必要なのか。

通常の場合、汗と共に流れ出たナトリウムは再吸収される。しかし多量に汗が出た場合は再吸収が追いつかず、ナトリウムを喪失してしまう。体は体内の体液濃度を一定に保とうと働くため、ナトリウム濃度が下がり過ぎると体内の水分を排泄し、濃度を調整してしまう。

そのため脱水になりやすくなする。よって多量に汗をかく場合には、水分と共に塩分(ナトリウム)を摂取する必要があるのである。

塩分摂取が必要な場面

ただ、夏場は常に水分と共に塩分の摂取が必要というわけではない。塩分摂取が必要になるのは、「多量に汗をかいた場合」である。

日本人は他の諸外国と比較しても一日の食塩摂取量が多いと言われている。具体的には10~11g/日程度摂取しており、食事摂取基準の男性8g未満、女性7g未満を上回っている。そのため、通常の食事を摂っている場合で塩分が不足する可能性は低い。通勤時に汗をかく、短時間の作業で汗をかいた程度では塩分の摂取は必要なく水のみで十分である。ただし、長時間屋外や蒸し暑い屋内で作業したり、スポーツをした時など多量の汗をかいた際には塩分摂取も行うようにしよう。

おすすめの飲料

塩分の摂取が必要ない場合には、おすすめは水またはカフェインの含まれていないお茶だ。カフェインが多く含まれているコーヒーや緑茶を好んで摂っている方も多いと思うが、カフェインには利尿作用があるため、水分補給としては適さない。お酒も同様である。

<カフェインが入っていないお茶>麦茶、ルイボスティー、黒豆茶など。※今はパッケージに「カフェインレス」「カフェインゼロ」と記載しているものも多い。

夏は汗を多くかくからとスポーツドリンクを飲まれている方も多いが、スポーツドリンクには塩分とともに糖分が多く含まれている。一般的に500ml中に20~30gの糖分が含まれており、これはスティックシュガーに換算すると10個分である。カロリーオフなどのものでも糖質は入っており、人工甘味料が使用されていることが多い。

スポーツドリンクは効率的な水分補給には適しているが、飲み過ぎると体重増加、血糖値・脂質・血圧値悪化につながる可能性がある。必要以上に飲みすぎないことが大切だ。

 

今の自分の体調、場面にはその飲料が最適かを判断し、水分摂取するようにしよう。

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