アルコールとの適度な付き合い方

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冷たいビールのおいしい季節

今年も梅雨が明け、夏本番!
この季節ならではの楽しみの一つが、ビアホールやビアガーデンですね。
夏の暑さを “ 辛いもの ” から “ 楽しむ ” 方向に転換するツールの一つである「お酒」。
この季節は職場での暑気払いなど人間関係の潤滑油に使われることが多く、屋外で飲める解放感からこの季節を心待ちにしている人もいることでしょう。

お酒の適量

厚生労働省は「健康日本21」で「通常のアルコール代謝能を有する日本人においては、節度ある適度な飲酒として、1日平均純アルコールで20g程度」と示しています。

1日20gのお酒とは
・ビール…中瓶1本(500ml)   ・日本酒…1合(180ml)
・ウイスキー…ダブル1杯(60ml) ・ワイン…1/4本(180ml)
・缶チューハイ…1.5缶(520ml) ・焼酎…0.6合(110ml)

飲み過ぎて「失敗した~!」と思ったことは、誰でも一度や二度はあるでしょう。
楽しく飲むためにも自分の適量を知ることは大切です。

アルコールへの依存って?

多くの人は「お酒の席での失敗」を繰り返さないようにしますが、中にはそれが難しい人もいるのも事実です。
通常はお酒を飲みながらも「今日は一杯だけ」「ここまでで止めておこう」と理性が働いて飲む量を調節しますが「飲むことを途中で止めることができない人」というのは「ここまで」というブレーキが壊れているため、アルコール摂取量について“ 0か100か ”の選択しかできません。
お酒を一滴でも口にしたら最後「潰れるまで」飲み続けてしまい、人に迷惑をかけても、お金を借りてでも「飲む」ことに溺れるのです。
このように制御の利かないジェットコースター状態にある人をアルコール依存症といいます。

依存症になったら?

身体面ではアルコールを摂取し過ぎたために、痛風、高血圧、高脂血症(脂質異常症)、高血糖、肝硬変、脳萎縮、癌などの病気にかかることが広く知られています。
社会生活では、お酒を飲み続けたいがために「仕事に行かない」「(仕事を失って収入がなくなっても)お酒のために借金をする」「お飲を飲んだ時の暴力や暴言」で家族や友人との人間関係を壊し、結果的に社会からの孤立に繋がることが多いです。
また、飲酒を止めたり、飲酒量を減らした時に現れるのが “ 離脱症状 ”
代表的な離脱症状は「手のふるえ」「多量の発汗」「不眠」「イライラ感」「不安感」「けいれん発作」「幻覚」などがあります。
アルコール依存症の治療のために入院した患者さんがよく口にするのは「部屋の隅に大量の小さな虫が湧いている!」「誰かに命を狙われている!」など…。
恐ろしい幻覚に悩まされながら治療に取り組むのです。

自分は大丈夫?

適度に付き合えば楽しい時間を過ごせる一方、一歩間違うと人生を転落させかねない「力」を持っているのがお酒。
お酒の失敗が多い人、飲み始めたら止まらない人…。
心当たりのある人は、このテストで自分の状態を客観的に見てはいかがでしょうか。
≪新久里浜式アルコール症スクリーニングテスト≫
http://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/alcohol/ya-026.html

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