ストレスチェック結果に関する注意点

ストレスチェック結果の取扱い

前回の記事にて、ストレスチェックの結果だけをもって労働者に不利益な取り扱いをしてはならないことを紹介した。また、その結果を取り扱うには、人事権を有しているかどうかで従事できる範囲は異なることも紹介した。

あくまで不利益な扱いをされないような配慮という側面であるが、今回は正しい結果内容を取得するための手法について触れたい。

同意が必要

ストレスチェック結果を取得する際は、受検者の同意が必要であることは広く周知されていることだと思うが、ではその同意をどのように取得すればよいのか?
それを以下にまとめてみた。

・労働者の同意の取得は、書面又は電磁的記録によらなければならない。
・同意しない旨の申出がないことを理由に「同意した」とみなしてはならない。
・労働者が、事業者に対して面接指導の申出を行った場合には、
その申出をもってストレスチェック結果の事業者への提供に同意がなされたとみなしてよい。
・同意の取得に係る書面又は電磁的記録は、事業者が5年間保存。

同意取得のタイミング

上記内容で取得が可能であるが、正確性を確保するため、同意取得のタイミングはストレスチェックの結果を受検者に通知後でなければならない。

ストレスチェック実施前に予め取得するという方法だと、事前に同意をしていたが、結果が思いのほか高ストレスと判定されて、やはり通知したくないと感じた場合、労働者側にとっては不都合となるからだ。またストレスチェックの実施時にも同様で、設問項目の一部に「同意の有無」を記載するような欄を設けるのも不適切とされている。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

杉井 将紘株式会社ドクタートラスト 常務取締役

投稿者プロフィール

IT企業に長年従事。その際の労働環境が整備されておらず、訴えても変わらない状況から健康管理会社のドクタートラストへ転職を決意。
畑違いの業界に戸惑いつつも、ITの力を駆使して産業保健業界に一石を投じるべく日々奮闘。
【ドクタートラストへの取材、記事協力依頼などはこちらからお願いします】

この著者の最新の記事

関連記事

解説動画つき記事

  1. 【動画あり】しんどさを感じている皆さんへ!アフターコロナ時代のメンタルヘルス

  2. 「新型コロナウイルス感染症対策」の動画、資料、ポスターを公開しました

  3. 【動画あり】「抗原」「抗体」ってなに? コロナ抗体検査は必要?

一目置かれる健康知識

ページ上部へ戻る