
労働安全衛生規則の改正
足場からの墜落防止対策の強化のため、2015年7月1日より改正労働安全衛生規則が施行された。
改正の目的
建設現場などで広く使用される足場からの墜落・転落による労働災害が多く発生している状況を鑑み、厚生労働省では、足場を安全に使用するため、足場に関する墜落防止措置などを定める労働安全衛生規則を改正し、足場からの墜落防止措置を強化した。
改正のあらまし
改正内容は以下の通り。
1 足場の組立てなどの作業の墜落防止措置を充実
2 足場の組立てなどの作業に特別教育が必要
3 足場の組立てなどの後は注文者も点検が必要
4 足場の作業床に関する墜落防止措置を充実
5 鋼管足場(単管足場)に関する規定の見直し
2015年7月1日以降、足場の組立て、解体または変更の作業のための業務に労働者を就かせるときは、特別教育が必要となる。
今後足場からの墜落・転落による事故を減らすために、事業者には改正された規則に則っての業務を行うことが望まれる。
参考資料:厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000081917.html