電車に乗ると腹痛!トレイに行きたくなる!理由がわかれば対策可能

電車に乗る時に「トイレに行きたくなったらどうしよう」、そんな不安が脳裏をかすめたことはありませんか。
尿意をもよおしたわけでも、お腹の調子が悪いわけでもない…。

空間が症状を引き起こす

このような事態が発生するのは、「トイレに行けない物理的状況」に由来します。
つまり、空間が症状を引き起こしているのです。
電車という閉ざされた空間が「トイレに行けない・逃げ出せない」という不安をあおり、一種のパニック発作を起こしていると考えられます。
パニック発作の主な症状は、眩暈、息苦しさ、動悸、発汗などがあり、強い恐怖感が突然襲ってくることもあります。

日常生活への支障

こういった方は、「また腹痛・発作が起きるのでは?」と思うあまり、本来なら電車に数分乗れば着くところでも、途中下車のできない特急電車を避け、各駅停車を選び、さらに何度も下車するために倍以上の時間をかけてしまいます。
必要以上に早く家を出なければならなかったり、電車に乗れなくなるなど、日常生活へ支障を来している人も少なくありません。
大変な不安と恐怖に襲われているにもかかわらず、一方では周囲に理解されにくい症状だというのが事実です。

パブロフの犬

以前、お腹の調子が悪かった時に電車の中でトイレに行きたくなり、次の駅まで必死にトイレを我慢したとします。
その時の強烈な記憶が、その後、電車に乗車中に再び生じた「トイレに行きたい」というごく自然な生理現象を過去の記憶と結び付け、不安がさらに強化されます。
よおさなかった時のことはあまり記憶に残らず「電車に乗ってトイレに行きたくなった時」のマイナスな記憶が蓄積されていきます。
そして、本来は「電車に乗る」ことと「腹痛」はまったく別のことにも関わらず、誤った学習が意識の中に刷り込まれているのです。

治療法

実は、このようなパニック症状は、薬物療法だけでなく、認知行動療法で良くなるのですが、意外にもあまり知られていません。
認知行動療法では、カウンセリングでパニック障害の原因と考えられている偏った思考パターンを正して実際の行動に結びつけます。
具体的には、恐怖を感じる原因となっている「偏った条件反射」に対して、軽い場面から強い場面へ段階的に直面し、発作がおこらないことをくり返し確認して恐怖感をとり去り、条件反射となっていた「電車に乗る」ことと「腹痛」の関連の無さを改めて認識させる方法です
認知行動療法は、精神科・心療内科を標榜する医療機関や、カウンセリングルームなどで受けられます。
この症状について「不安を抱えている」「日常生活に支障を来している」など、心当たりのある人は、認知行動療法を取り入れてみてはいかがでしょうか?

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