
あんぜんプロジェクト
「あんぜんプロジェクト」をご存じだろうか。労働災害のない日本を目指して、働く人の安全に取り組む企業を応援する、厚生労働省が立ち上げたプロジェクトである。
働く人の安全に取り組むことで、働く人だけでなく、企業、働く人の家族が元気になる職場をつくることを目指している。
あんぜんプロジェクト:http://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzenproject/
あんぜんプロジェクトに参加することも可能であるし、実際にプロジェクトに参加している企業の安全に関する取組みを閲覧することも可能である。参加すれば、他の参加事業所の安全衛生活動を見学する機会も設けられている。
労働災害を防止するためには、労働災害が起きにくい安全な職場をつくることが大切である。自社の安全への取り組みについて見直してみてはいかがだろうか。
全国安全週間
「全国安全週間」は、「人命尊重」という基本理念の下、「産業界における自主的な労働災害防止活動を推進するとともに、広く一般の安全意識の高揚と安全活動の定義を図ること」を目的に行われている。(主唱者:厚生労働省、中央労働災害防止協会)
7月1日~7日までが全国安全週間、6月1日~30日までが準備期間とされている。ちょうど今が準備期間にあたる。
今年のスローガン:危険見つけてみんなで改善 意識高めて安全職場 (平成27年度全国安全週間実施要項より)
平成26年度の労働災害は、前年を上回っていた。詳しくはこちら・・平成26年度労働災害発生状況の公表
安心して働くことができる職場づくりを目指すにあたり、職場をあげて危険個所を発見し、速やかに労働災害防止対策を講じることを通じて事業場の安全意識を醸成することが重要であるという観点からスローガンが掲げられている。
具体的な実施事項としては、安全パトロールによる職場の総点検、転倒災害防止対策の取組(定着)状況の確認などがあげられている。
実施事項の詳細は、中央労働災害防止協会のホームページを参考にしていただきたい。
http://www.jisha.or.jp/campaign/anzen/
働く人の安全を確保することは事業者の責務である。安全への取り組みが、働く人の健康や命を守り、さらに生産性の向上、個々の能力の向上につながることに期待したい。