「アルバイトの労働条件を確かめよう!」キャンペーン

厚生労働省では先月30日に、今春に大学生や専門学校生へと進学された学生などを対象に、アルバイトを始める前に労働条件の確認を促すことを目的とした「アルバイトの労働条件を確かめよう!」キャンペーンを実施すると発表した。
今回のキャンペンーン期間は、多くの大学生や専門学校生が新たにアルバイトを始める4月から夏休み前の7月までとなっている。

目的と取り組み内容

学生がアルバイトをする際、事業主の労働基準法違反などにより、さまざまなトラブルに巻き込まれることがある。
これらのトラブルの中には、学生側が労働基準法などに関する知識を持っていれば、簡単に避けられるものも少なくはないと考えられているのである。
そのためにも、今回のキャンペーンでは、以下への具体的な取り組みにより、「学生への労働基準法の周知」が大きな目的とされているようだ。

・ 労働条件に関する総合情報サイト「確かめよう 労働条件」などの学生向けの情報提供。
・ 「アルバイトの労働条件を確かめよう!」キャラクターを活用した広報活動の実施。
・ 大学生座談会の開催。
・ 大学などへの「アルバイトをする前に知っておきたい7つのポイント」リーフレットの配布。

労働条件に関する総合情報サイト「確かめよう 労働条件」とは

働条件に関する総合情報サイト「確かめよう 労働条件」は、昨年の11月厚生労働省により開設され、以来、さまざまな労働(アルバイト含む)問題に係る情報や、Q&Aが掲載されてきている労働情報のポータルサイトである。
その中に気になるQ&Aを見つけたのでご紹介する

Q:アルバイト先では、朝8時から夕方の18時まで、お昼休みもなく1日10時間働いています。問題はないのでしょうか。
A:1日の労働時間が6時間を超える場合においては45分以上、8時間を超える場合においては1時間以上の休憩時間を、労働時間の途中に、原則として一斉に与えなければならないと定められています(労基法34)。
あなたの1日の労働時間は10時間ですので、休憩時間を与えられていないことは労働基準法に違反します。

このように、正社員ではなくアルバイトであったとしても、労働時間は労働基準法によりしっかりと規定されているのである。
上記以外にも、当サイトは労働者・事業主両方からの労働に関する法令や制度等が若者にもわかりやすく、そして見やすく紹介されている。
今回のキャンペーンもそうであるが、厚生労働省では最近、学生等の若者に対して労働環境情報の発信が頻繁に行われている。
それだけ学生等の若者の間で労働環境問題が頻繁に発生しているのである。
今後も、若者を取り巻く労働環境の改善に注目をしていきたい。

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田野優人株式会社ドクタートラスト 産業カウンセラー

投稿者プロフィール

日本の働き方、メンタルヘルスのあり方に不信感を抱き、大学では社会学を専攻。卒業後、健康経営のコンサルタントの道を進むべくドクタートラストへ入社。今まで延べ500社以上の企業へ訪問し、産業保健体制の実態を目の当たりにしてきました。また、産業カウンセラーとしても日々、悩みを抱える方々との面談を行っています。
【保有資格】産業カウンセラー
【ドクタートラストへの取材、記事協力依頼などはこちらからお願いします】

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