花粉症〜病院に行く?市販薬を買う?〜

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スギ花粉は去年の2〜3倍の地域も

ようやく暖かく過ごしやすい季節になってきたが、春の訪れとともに気になるのが花粉。今年のスギ花粉飛散量は九州・四国地方で前年の半分程度とされるものの、関東・北陸・東北地方では前年の2〜3倍の地域もあるようだ。本州でのスギ花粉のピークは3月なので少しずつピークは過ぎているが、スギ花粉が終わると4月はヒノキ花粉の時期となるためまだまだ油断はできない。

病院に行く?薬局で買う?

花粉の季節になると、「花粉症のような気がするけど、病院に行った方がいいの?」と悩む方も多いのではないだろうか?特に働く世代は「忙しくて病院に行く時間がない」「悩んでいるうちに時期が過ぎてしまった」というケースが多いだろう。数年前からアレルギーの薬も一般医薬品(いわゆるOTC医薬品)として薬局から販売されるようになったため、病院に行かなくても、処方薬と同じ成分・容量の薬を薬局で購入することができるようになった。

費用の比較

手軽さという意味では、病院よりも薬局で買えるOTC医薬品に軍配が上がるが、費用の面ではどうだろうか?CMで流れることも多い「アレグラ」という薬を比べてみよう。スギ花粉のピークとなる3月に31日間内服することを想定すると、

【①薬局で購入する場合】1錠当たり約72円(アレグラFX28錠入りの商品で考える)。1日2回内服のため31日間で62錠。1ヶ月分の費用は4464円

【②病院で処方してもらう場合】1錠当たり約72円(アレグラ錠60mg)。用法・容量は上記と同じため1ヶ月で4464円。健康保険が適用されるため自己負担分は3割で1339円。これに病院での診察料・処方料・薬局での調剤料などが加算される。これらは合わせて自己負担分が1700円程度。診察〜薬代まで全て含めると約3000円だ。

いかがだろうか?薬局と病院の差額は1400〜1500円程度であり、長期的に内服する場合は病院を受診する方が金銭面での負担は少なくなることが分かる。また、ジェネリック医薬品に変えると薬代が約半分になる。しかし、薬を飲む期間が2週間程度と短い場合や、症状が辛い時にだけ飲む場合は薬局で購入した方が安く済むだろう。

一度はアレルギー検査も

費用の面は前述の通りだが、花粉症が疑わしい場合、一度は病院を受診することをオススメする。花粉や食べ物・ハウスダストなど、何に対してアレルギー反応があるかを血液検査で調べることが可能だ。どの花粉に対するアレルギーなのかを知ることで症状の出やすい時期を予測したり、物理的に避けるなどの対処をすることができる。また、花粉症かな?と思っていたが実はハウスダストなど他のものに対するアレルギーだったということもある。もはや国民病とも言える花粉症。いつか根本から治す治療法が確立される日が来てほしいものだ。

 

 

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田中 祥子

田中 祥子株式会社ドクタートラスト 産業保健部 保健師

投稿者プロフィール

企業の健康管理室で働いていた経験をさまざまなかたちで皆さまにお届けします。
【ドクタートラストへの取材、記事協力依頼などはこちらからお願いします】

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