幸せホルモン~オキシトシン~

人がマッサージを受けたり、好きな人と触れ合ったりすると脳から分泌されるオキシトシン。
「幸せホルモン」、「愛情ホルモン」と言われ、人間関係を円滑にし、他人への信頼を高める能力がある。
以前は、女性に特有なホルモンとして子宮収縮や、乳汁分泌を促す効果に注目され、陣痛促進剤などの医学的な場面で使用されてきた。
しかし近年、人が他人を愛したり信用したときに脳内でオキシトシンが分泌され、愛情表現に大きく影響し絆を深める効果があると研究でわかってきた。

オキシトシンの分泌を促すには

「触れるだけ」

ある研究で、母親に抱っこされたり、スキンシップを多く受けた子どものオキシトシンの量は親の愛情を受けずに育った子どもとくらべて高いという結果が出た。
両親と沢山スキンシップをとった子どもは将来にわたって情緒が安定し、攻撃性も低くなり、社交性も高まるそうだ。

またこんな報告もある。
とある保育園で、かんしゃくを起こしやすい子、喧嘩が多い子、情緒が不安定な子どもたちに、スキンシップを多くする遊びやマッサージを取り入れたところ、2か月後には仲良く遊べるようになり、問題行動が減ったという。
この結果でたとえ赤ちゃんの頃の触れ合いが不足していても、取り戻すことは可能と言えるだろう。

幸福感

幼児期に母親が赤ちゃんに多く触れたり、マッサージをすると赤ちゃんの体重の増加や脳の発達を促し、免疫システムが向上することは知っている方も多いと思うが、触れる母親の体内でもオキシトシンが分泌されて赤ちゃんのへの愛情が深まり幸福感をもたらすという。
またお母さんだけでなく、お父さんにも効果はあり、「こちょこちょ」などの遊びを通した刺激的なスキンシップで父親自身にもオキシトシンが分泌される。
子どもにとって、お母さんとのスキンシップは情緒を安定させるもの、お父さんとのスキンシップは社会性や協調性を育むものと効果が違うので積極的にお父さんもスキンシップをしていただきたい。
この効果は親子だけではなく、夫婦・恋人同士あるいは親友同士の結びつき、他人とのコミュニケーションにも強い関係がある。

たとえ幼児期に触れ合うことが不足していたとしても、今からでも遅はくない。
家族や恋人、友人たちと大切に育んでほしいと願う。

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