
マスク姿の人がぐっと増えるこの時期。
どうもくしゃみが止まらない。鼻水も出るし体がだるい…。
もしかして花粉症? いやいや、急な冷え込みにやられて風邪をひいた?
そんなあなたのくしゃみ、どちらの症状なのか見分け方をお伝えします。
それぞれの症状を分析
それぞれの症状を分析すると、以下のようになります。
自分の症状を比較した際、どちらの項目が多いかで、花粉症なのか風邪なのか推測することができます。
花粉症の場合、アレルギー性のものとなるため、鼻水はさらさらとしています。
加えて、頑固な鼻づまり、目や喉のかゆみも出てくるでしょう。
そしてくしゃみが何回も続けて出るのが特徴で、ひどいときは一日中止まらないといった場合もあります。
それに対し、風邪の場合は鼻水が最初はさらさらでも、数日でネバネバの鼻水となります。
また、横になりたいと感じるようなだるさや寒気があり、高めの熱が出ることも。
くしゃみは出るものの、花粉症と違い、連続してというよりも、一度大きなくしゃみが出るのが特徴的です。
他にも花粉症は花粉が飛んでいる期間ずっと続き、雨などで花粉量が少なくなれば症状が軽くなるのに対し、風邪はウイルスがすでに体内にいることで発生するため、天候等に影響されることはありません。
もし花粉症になってしまったら
花粉症になってしまったら、重症化する前に早期対策が重要です。
風邪かもしれないと放っておく内に、症状がどんどん進んでしまうこともあります。
花粉症の一番の対策はアレルギー物質である花粉を極力体内に入れないこと。
そのために、次のことを徹底しましょう。
①マスクやメガネで体内への侵入を防ぐ
②原因植物の近くを通った場合、帰宅した時に必ず衣服をよく払ってから家に入る
③洗顔、うがい、入浴等を行い、体についた花粉をなるべく洗い流す
④家の中の花粉を除去すべく、掃除をこまめに行う
それでも症状が重症化してしまった場合には医療機関を受診し、抗アレルギー薬を処方してもらうことをおすすめします。