認知行動療法 認知の歪み10パターン⑤

⑤結論の飛躍

妥当な根拠もなくネガティブな結論に至ってしまう思考パターン。
心の読みすぎ(mind reading)と先読みの誤り(the fortune teller error)がある。

・心の読み過ぎ
相手の態度や言葉を、相手の真実の感情や判断とは無関係に、悪い方に深読みしてしまうこと。

<例>友人が電話に出てくれなかった時、「自分を嫌っているんだ。
それなら、もう彼とは口を聞かないようにして、会わないようにしよう」と考える。

・先読みの誤り
現実的で具体的な根拠となるデータが存在しないにも関わらず、
自分には未来に起こる出来事が分かるかのような認知をしてしまう錯誤のこと。

<例>「この病気はこの先ずっと治らない」
「自分は一生今のままだ」

どちらのタイプも、その結論に根拠はない。
他の可能性をまったく無視してしまっているのだ。

これも先に紹介した「マイナス化思考」と同じで、期待を裏切られて傷つきたくない
という心理による自己防衛の一種だ。

しかし心の読み過ぎは、自分が心が辛いだけではなく、人間不信や人嫌いといった
非社会的な行動によって集団活動への適応が障害されてしまったりもする。

「一生」や「ずっと」といった言葉を頻繁に使用していないだろうか。

結論というのは、事実の積み重ねや経験による推察で導きだされるが、
必要以上に読み取ろうとすると、実際とのズレを大きくしてしまうものだ。

相手の心や未来を推察するのが悪いわけではない。
目に見えない相手の心や未来の事を推察することは必要なことではあるが、
結論付ける前に、一度立ち止まり、現実とのギャップがないか、あればその隙間を埋めていく
という作業が大切だ。

不確かなもの・時こそ、まず自分が心から願わなければ、物事は好転していかないだろう。

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