【暑熱順化】~夏仕様のからだづくり~
- 2014/5/28
- 健康管理

だんだんと、夏日と言われる日も多くなり、梅雨夏へと季節が変化していく。
梅雨明けまでの間に、暑さへの体の準備をしていくことで、熱中症予防にもなることをご存知だろうか?
暑熱順化とは
暑さに体が適応した状態のこと、夏の暑さに耐えられる体になること。
<体の変化>
順化により体が変わるのは、汗のかき方だ。
(順化している体)
・汗腺の働きが良くなる。
・皮膚の血流量が増加しやすくなる(血液循環が良くなる)。
・汗の中に流れ出てしまうナトリウムの量が減る。
・体温が上がりにくくなる。
・多量に汗をかいても、水分補給ですぐに体液のバランスが回復する。
この状態になると、熱中症になりにくい体になっている。
順化の方法
「自力で汗をかくこと」がポイントである。
・シャワーだけで済ませず、半身浴やサウナで汗をかく。
・軽いウォーキングなどの運動で汗をかく。
・自転車をこいで汗をかく。
じっとして汗をかくだけでも順化には良いとされていますが、軽い運動を組み合わせるさらに効果的である。
また運動の強度は高いほど順化する速度は早くなる。
ただ、続けることが大切で、途中、順化の途中で中断してしまうと、効果が薄れてしまうこともある。
急激な気温の変化にさらされると、やはり体はびっくりしてしまうもの。
少しずつ慣らしていくことや、続けることが大切なことは、どんなことにも共通しているのかもしれない。
暑さ対策、熱中症予防として、体を鍛えてみてはどうだろうか。