臓器移植について

臓器移植

病気や事故によって臓器(心臓や肝臓など)が機能しなくなった方に、
他の方の健康な臓器を移植して機能を回復させる医療を移植と言う。

現在行われている移植医療は、臓器移植と組織移植に分けられる。

臓器の提供は、亡くなった方からと生きている家族からの二つの方法がある。
亡くなった方から提供を受ける臓器に、心臓、肝臓、肺、腎臓、膵臓、小腸など がある。

脳死下と心停止下

脳死でしか提供できないのは心臓、肝臓、 肺、膵臓、小腸など。
腎臓や膵臓(膵島)、眼球は心停止後でも提供可能。(ただし、事前処置は必要)

脳死とは?
脳死は、心臓は動いているが、脳の全機能が失われた状態で、
人工呼吸器などの助けがなければ心臓が停止してしまう状態。
脳死になると、回復することはなく、心停止に至る。
(ただ、心停止までに、長期間を要する例も報告されている)
臓器移植法に基づく脳死判定は、脳死後に瞳孔の拡大や自発呼吸の消失など5項目について、
6時間(6歳未満は24時間)以上の間隔を空け2回行う。

臓器移植について定められている法律

1997年10月16日 臓器移植法施行

脳死後の心臓、肺、肝臓、腎臓、膵臓、小腸などの提供が可能になった。
脳死後の臓器提供には、本人の書面による意思表示と家族の承諾が必要である。
この意思表示は15歳以上(民法上の遺言可能年齢に準じて)を有効としていたため、
15歳未満の脳死臓器提供は出来なかった。

2010年7月17日 改正臓器移植法施行

本人の意思が不明な場合には、家族の承諾で臓器が提供できることになった。
これにより、15歳未満の方からの脳死での臓器提供も可能となった。
また、死後に臓器を提供する意思に併せて親族に優先的に提供できる意思を書面により表示できるとした
親族優先提供も施行されている。

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中山 真樹株式会社ドクタートラスト 産業保健師

投稿者プロフィール

看護師として病棟勤務を経て、現在は企業様を対象に保健師業務を行っております。企業の健康管理室に出向していた経験、また、現在訪問企業で実施している業務からヒントを得て、皆様が知りたいことをお届けしたいと思います。
【保有資格】看護師、保健師、第一種衛生管理者、養護教諭一種
【ドクタートラストの保健師サービスへのお問い合わせはこちら】
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