働く女性の『妊活』とは?

『妊活』ってなんだろう?

『妊活』という言葉を聞いたことがあるだろうか。
兼ねてからある「就活」=就職活動に続き、昨今普及した「婚活」=結婚活動。
更には「保活」=保育園入園活動とともに、「妊活」=妊娠活動という言葉が広がり始めている。

『妊活』とは、つまり、妊娠するための活動である。
結婚年齢の上昇や食生活の変化、環境の変化など、様々な要因から、
現在は結婚したカップルの7組に1組が妊娠しにくい環境にあると言われている。

東京都の平成23年度の平均結婚年齢は、男性31.9歳、女性30.1歳と、年々高くなっている。

更に、働きながら結婚・妊娠を望む女性も増え、結婚後すぐに妊娠・出産を考えられない場合もある。
そのため、望んだ時に赤ちゃんを授かれるような体作りを意識する女性が増えつつある。

20代でも、未婚でも『妊活』に関心あり!

『妊活』は、不妊治療や高齢出産だけを意味するわけでない。

もちろん不妊の原因は男女半々なのだが、女性に限っていうと、35歳を過ぎると妊娠する能力が徐々に低下していくことが知られ始めている。
このことから、女性誌やメディアなどで、望んだ時に妊娠できる体を作ろう!と様々な特集が組まれ、
まだ結婚を考えていない女性や、20代の女性でも、『妊活』に取り組む人が増えているのだ。

まずは自分の体を知ることから

産業保健師として企業に勤める女性の健康相談を受けていく中で感じるのは、
非常に優秀な女性達であっても、自分の体(特に女性としてのリズムや女性特有の病気)についてあまり知識を持っていない人が多いということだ。

女性が妊娠・出産をするためには、月経周期が整っていることや、基礎体温が安定していることが大切になる。

しかし、そもそもなぜ月経がおこるのか?月経とは何か??基礎体温はどのように測るのか???ということについて、正しい知識が得られる機会を持てなかった女性が多い。

年に数回しか月経がなかったり、逆に月経に伴う症状が非常に重くても、そのまま放置しているケースも目立つ。

まずは、女性としての体のリズムを安定させること。
そのために、運動や食事、ストレスなど、出来ることから整えていくことが大切だ。

そして、婦人科検診をきちんと受けることだ。
子宮筋腫や子宮内膜症など、気づかないうちに、赤ちゃんを宿す子宮に病気を抱えている場合もある。

信頼できる婦人科をみつけよう

女性の健康について相談できる最良の場は、やはり婦人科であろう。
信頼できるかかりつけの婦人科を見つけておくことは、妊活の最大のポイントだ。

更に、平日なのでやや利用しにくいかもしれないが、厚生労働省が女性の健康支援のために設けている無料相談窓口もある。

■女性健康支援センター 窓口一覧へのリンク■
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/boshi-hoken14/

未婚であっても、年齢が若くても、早いうちから自分の体を理解して整えることは、
将来妊娠を考える際に、必ずメリットになる。

是非、月経周期の記録や基礎体温の測定から初めてみて、自分の体を一度見つめ直して欲しい。

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中村 眞弓株式会社ドクタートラスト 保健師

投稿者プロフィール

企業での健康相談や産業保健の経験を生かし、「じっくり聴く・しっかり考える」保健師を目指しています。社員の皆様・人事の皆様と一緒になって企業の健康を支えていけるよう頑張ります。
【ドクタートラストの保健師サービスへのお問い合わせはこちら】
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