平成26年度「見える」安全活動コンクール開催
- 2014/9/22
- 労働環境

平成26年労働災害発生状況、職場の危険の可視化について
労働災害の原因となる職場に潜む危険は、視覚的に捉えられないものが数多く存在する。
平成25年の労働災害の発生状況は、死亡災害、死傷災害、重大災害いずれも4年ぶりに前年を下回ったが、
平成26年に入り増加傾向を示している。
参考:平成 26 年(1月~6月速報値)の労働災害発生状況の分析
労働災害発生率が増加傾向にある小売業・飲食業に向けて、
厚生労働省より、実際に活用することのできる以下の資料が発表された。
安全衛生行政発表資料:小売業・飲食店における危険の「見える化」ツール
平成26年度『見える』安全活動コンクール
厚生労働省では、労働災害防止のための安全活動(職場での危険の可視化)の取り組み活性化を目的としたコンクールを毎年開催している。
安全活動に熱心に取り組んでいる企業が評価・注目されるだけでなく、各企業での実際の活動例なども閲覧することが出来る。
<平成25年度の優良事例>
・JFEメカニカル株式会社:「持運び判定早見表」による重量の見える化
・光工業株式会社:目立つ色のテープを使った確認危険予知・排除回避の見える化 等。
今年度は、以下5つのテーマに分けて募集とのこと。
1.女性、高年齢者、未熟練労働者の労働災害を防止するための「見える化」
2.「転倒災害」を防止するための「見える化」
3.1と2以外で作業に潜む危険有害性情報の「見える化」
4.IT技術を利用した「見える化」
5.安全衛生活動の「見える化」による労働災害防止以外の効果
<募集期間・応募方法>
http://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzenproject/concour/oubo.html
これを機に安全活動に取り組む企業が増え、労働災害が減少することを願う。