オフィスの防災対策

先日、平成26年9月5日に大阪府では第三回となる「大阪880万人の防災訓練」が行われた。
そして、広島で発生した大規模な土砂災害からは早くも三週間が経とうとしている。

近年ますます関心が寄せられることとなっている防災。
本日はオフィスで出来る簡単な防災対策をご紹介してみたく思う。

オフィスで出来る防災対策

社会人の方々が、一日の大半を過ごす場所は自宅よりもオフィスだと思われる。
そのオフィスで被災するという可能性は少なくありません。

では、いったいオフィスで被災をしてもその被害を最小限にするために、どのような防災方法があるのだろうか。
簡単に実行できるものをいくつか紹介してみようと思う。

■避難経路を確保

出口や廊下、階段等の避難経路に物が置かれていると、避難の障害にもなりえてしまう可能性がある。

例えば、2001年に東京・新宿歌舞伎町で発生した雑居ビル火災は、
避難路となるはずの階段が各フロアの物置代わりに使われ、荷物でふさがれていたため、44人の死亡者を出す惨事となった。
日ごろからオフィスの整理整頓に努めることも大事な防災対策である。

■パソコンの転倒防止と データのバックアップ

オフィスの防災で、比較的簡単に、すぐ取り組めるもののひとつが「パソコンの転倒防止」である。
転倒防止ベルトで机に固定したり、粘着マットを使うなど、今すぐにでも対策を講じることが可能だ。
さらに、パソコンの固定とあわせて、データやシステムのバックアップも定期的かつ頻繁にもいち早く復興へと向かう為には大切だ。

■非常用物品や救出用資器材等を備蓄

飲料水、食料、担架や工具等の救出用資器材、包帯、三角巾等の救急セット、医薬品などは最低限備蓄すべきである。
また取り出しやすく、耐震上問題がない場所に保管し、定期的な点検も大切である。
最近は、ユニークかつとても便利な備蓄グッズも見られるので一度ネットで探してみてはいかがだろうか。

■任務分担を決める

日ごろの防災担当、発災時の任務担当のように2グループに分けておくのも良い考えかもしれない。
日ごろの防災は、防災責任者、火元責任者、建物・施設、消火器、防災訓練等の担当を決め、日常の点検などを実行。
発災時の任務担当は、責任者であるリーダー、初期消火、情報連絡、避難誘導、救出・救護等を実行する。
「誰が何をするのか」を明確にし、不測の事態にも対応できる柔軟な組織づくりをすることが重要である。

防災で一番大切なことは他人ごとでは無く、自分一人が主役となって行動していくことが大切だと思う。

皆様もオフィスでの、休憩時間のちょっとしたネタに「防災」を話し合ってみてはいかがでしょうか?

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田野優人株式会社ドクタートラスト 産業カウンセラー

投稿者プロフィール

日本の働き方、メンタルヘルスのあり方に不信感を抱き、大学では社会学を専攻。卒業後、健康経営のコンサルタントの道を進むべくドクタートラストへ入社。今まで延べ500社以上の企業へ訪問し、産業保健体制の実態を目の当たりにしてきました。また、産業カウンセラーとしても日々、悩みを抱える方々との面談を行っています。
【保有資格】産業カウンセラー
【ドクタートラストへの取材、記事協力依頼などはこちらからお願いします】

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