学校でもハラスメント?アカデミック・ハラスメントとその具体例

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皆さんは○○ハラスメントというと、
会社で上司から受ける姿を想像される方が多いだろう。

では、大学などの教育機関で起こるアカデミック・ハラスメントについてはご存知だろうか?
これは学生に対し、教授などの権威的地位にいる者が、その優位な立場や権限を使い、
不適切な指導や言動、または待遇などで研究や勉学などの活動を妨げることをいう。

このアカデミック・ハラスメントを受けて、退学や退職をする人も少なくない。
ではどのような行為がこのアカデミック・ハラスメントに該当するのか。

アカデミック・ハラスメントの具体例

①研究や教育の侵害

とある大学の教授が、自分の研究室に所属している大学院生に対し、
「研究テーマの説明をしない」「レポートの返却を行わない」など、指導を怠った上、
体調を崩した院生からの相談に、「卒業は保証しない。」「2度と目の前にでてくれるな」
といった発言を繰り返したことがニュースになった。

このように、”不当な理由で研究指導を行わない”というのはアカデミック・ハラスメントにあたる。
この教授は3か月の懲戒処分を言い渡された。

上記のほか、
・正当な理由なく実験機器を使用できないようにする。
・研究データや未公開の論文が、いつの間にか教授の研究論文として発表される。
という場合もアカデミック・ハラスメントに該当する。

②不当の評価・処遇

学生が就職活動を行いながら卒業研究を行っており、
就活が平日に入り、研究室に出席できない旨を指導教授に報告したところ
認めてもらえないどころか、就職活動を禁止させられたというケースがある。

学生の進学や就職は自らの選択の自由が尊重されなくてはならない。
そのため上記ケースのように、「正当な理由もなく就職活動を禁止する」など
不当な評価や理由によって進学・就職を妨げることはアカデミック・ハラスメントに該当する。

アカデミック・ハラスメントを受けたら・・・?

このアカデミック・ハラスメントを受けているのは主に学生となる。
相手が指導教授などの場合は、誰に相談すればいいのかわからず、
悩みを抱え込んで退学してしまうなど、表沙汰にならないことも多い。

アカデミック・ハラスメントの被害にあって悩みを抱えている学生などに向けて、
相談窓口を設けている大学も多い。
また、アカデミック・ハラスメントをなくすネットワークといった相談窓口もある。
被害にあった場合はそれらの窓口を利用することをお勧めする。

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