VDT症候群の予防のために

VDT症候群とは

VDT症候群とはパソコンなどのディスプレイ(VDT:visual display terminal)を長時間使用して作業することにより、眼をはじめとする心身に不調をきたした状態である。
具体的には、眼の疲れ・かすみ・視力低下・肩こり・腕や背中の痛み・イライラ感などの症状が出現するものである。
以前と比べてパソコンを使用して行う業務が増えていること、電子端末の普及やwifi環境が整い様々な場所でパソコンの使用が可能になったこともあり、VDT症候群になる可能性のある人が増えている。

休憩時間はしっかりと休憩を

先にも述べたように、パソコン以外にもスマホやipad、kindleなど電子端末が増え、VDTを使用する機会が多くなっている。

職場の休憩時間は有効に活用できているだろうか?
休憩というのは一旦作業から離れることで心身の疲労を回復するという大切な目的がある。

休憩時間にもスマホを使用していることが多くないだろうか?
仕事から離れて内容は違えど、スマホを使用して「ディスプレイを見続けている」ということには変わりなく、休憩のつもりが眼を酷使していることが多々ある。
眼や肩の疲れを強く感じる人は、一度休憩時間のあり方を見直してみることも必要である。

1時間に1度は休憩を

VDT症候群を予防するためには、作業が連続しないよう注意し1時間につき10分程度の小休止を挟むことが推奨される。
仕事をしながら1時間に1度休憩時間を設けるのはなかなか難しいかもしれない。
しかし、「休憩」という形でなくても、1時間に1回はモニターから目を離しその場でストレッチをする、他の作業を行う、トイレ休憩に行くなど同じ作業が連続しないようにすると良いだろう。
また、帰宅後は入浴やストレッチで血行を良くして疲労を軽減させたり、暖かいアイマスクを使用することも有効である。

座っている時間の長い人は体を動かしている人よりも寿命が短くなるというデータもあり(過去記事参照 1日6時間座っている人は早死にする? )、VDT作業の多い人は積極的に体を動かしたりこまめに小休止を取り入れながら、健康への影響を最小限にとどめる工夫をしていきたいところだ。

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田中 祥子株式会社ドクタートラスト 産業保健部 保健師

投稿者プロフィール

企業の健康管理室で働いていた経験をさまざまなかたちで皆さまにお届けします。
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