コーヒー、何杯までならOK?

コーヒーは好きですか?

コーヒー好きな方は多いだろう。
寝起きに1杯、仕事中に1杯、食後に1杯……コーヒーを飲む時間は、ストレス解消にも役立っているという方も多いと思う。
自分で購入するだけでなく、会議や客先でコーヒーが出される分も含めると、1日にかなりの量を飲んでいるというケースもあるのではないか。
保健師として面談行うと、「コーヒーは1日どれくらい飲んでもいいんですか?」という質問を受けることが度々あった。
コーヒーが健康に害を及ぼさない適量とは、どれくらいなのだろう?

コーヒーの健康に良い効能とは?

コーヒーの適量について述べる前に、コーヒーが健康にどのような影響があるのかも知っておきたい。
コーヒーと言えば、「カフェイン」というイメージが強いが、コーヒーには健康に良い効果も以下のように沢山ある。

・ がんの予防
・ 頭痛(二日酔いの頭痛も)の改善
・ 老化防止
・ 精神の安定
・ 脂肪燃焼
・ うつ病の予防
・ 肝機能の改善
・ 痛風予防

ざっとメリットを挙げただけでも、上記のようなものがある。
特に飲酒の機会が多い人は、二日酔いの頭痛を早く改善してくれるだけでなく、コーヒーを毎日3~4杯飲む人の方が肝機能が良好であるという研究結果もあることから、肝機能そのものを改善してくれるメリットがある。
また、うつ病の予防にも効果があるという研究結果も発表されている。
これは、1日4杯のコーヒーを飲む女性は、うつになる確率が20%も低くなるという米国の研究によるものだ。
これらは、コーヒーに含まれる「抗酸化物質」の働きによるものと考えられている。

コーヒーの飲み過ぎによるデメリットは

コーヒーの健康への害は、「カフェイン」によるものである。
コーヒーを1日4杯、週に28杯飲む人の死亡率は、55歳以下の場合、飲まない人にくらべて高くなる研究結果も報告されている。

朝一番のコーヒーには要注意!

コーヒーは、飲み方によっても健康に害を及ぼしやすい。
寝る前のコーヒーで寝つきが悪くなったり、睡眠の質が悪くなるとよく知られているが、特に注意が必要なのは、寝起きの1杯だ。
眠気覚ましに、空きっ腹にコーヒーを流し込むと、インスリンの調節機能が乱れ、血糖値を上げ過ぎてしまう。
甘い菓子パンにコーヒーという組み合わせの朝食は危険だ。
コーヒーを朝飲むならば、朝食後が良い。

結論:コーヒーの適量は、1日3~4杯

コーヒーを〇杯以上飲むと健康に害があるという研究結果はいくつか発表されているが、カフェイン400mg以内というのが、成人男性が健康に害を及ぼさない量の目安となる。(※女性は300mg)
これは、コーヒーおよそ3杯分。
コーヒーが健康に良いという研究においても、コーヒー1日3~4杯を基準として結果が出されていることから、やはり1日3~4杯を目安にするのが良いだろう。
ついついコーヒーを飲み過ぎてしまう人は、朝に1杯、仕事中は午前、午後に1杯ずつにしたり、カフェラテにしてコーヒーそのものの1回摂取量を減らすなどの注意が必要だ。

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中村 眞弓株式会社ドクタートラスト 保健師

投稿者プロフィール

企業での健康相談や産業保健の経験を生かし、「じっくり聴く・しっかり考える」保健師を目指しています。社員の皆様・人事の皆様と一緒になって企業の健康を支えていけるよう頑張ります。
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