「社員犬」という言葉をご存知ですか?

「社員犬」という言葉をご存知ですか?
日本オラクル株式会社では、社員の癒し(リラックス)などを目的に、「社員犬」を導入しています。
日本では、介護施設や老人福祉施設などで犬が飼われているという話はよく聞きますが、それでも職場に犬がいるということはまだまだ珍しいことです。
それにくらべ、米国では犬同伴で出社が許されている会社は多く、連邦議会にさえ入ることができるのです。
また、裁判所では証人が証言台に立つ際、犬により気分をリラックスさせる試みもあるそうです。

犬が職場にいるとどのような効果が生まれてくるのか

米国バージニア州・コモンウェルス大学の研究者、ランドルフ・バーカー教授らは、犬の同伴が許されている会社で、社員のストレス度を14年間にわたり研究してきました。
およそ500人の従業員を、犬同伴とそうでない2つのグループに分けて行った研究結果によると、両グループのコルチゾル値(ストレス度を示すホルモン)は始業時には同じだったものの、終業時間までに犬なしの従業員の値は犬同伴従業員にくらべて遥かに高いことがわかりました。
そして、犬がいることにより生産性向上や会話のきっかけ、連帯感が生まれ、従業員の仕事に対する満足感も上がったというのです。
また、犬を飼っていない人でも80%以上が、職場での犬の存在にネガティブな感情はないと回答しており、犬による「癒し」の効果を感じているようです。
このように、犬が職場にいるということは、職場環境の改善に繋がると検証されているのです。
また、米国では愛犬と出社できる「Take Your Dog to Work Day」という日があり、犬の受け入れ体制が整っています。
仕事内容(業種)や通勤、飼育のことを考えると実現は難しい企業が多いと思いますが、試しに、月に1日からでも「犬のいる職場」を実施してみてはいかがでしょうか。

<参考>
Pet Sitters International「Take Your Dog To Work Day」

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田野優人株式会社ドクタートラスト 産業カウンセラー

投稿者プロフィール

日本の働き方、メンタルヘルスのあり方に不信感を抱き、大学では社会学を専攻。卒業後、健康経営のコンサルタントの道を進むべくドクタートラストへ入社。今まで延べ500社以上の企業へ訪問し、産業保健体制の実態を目の当たりにしてきました。また、産業カウンセラーとしても日々、悩みを抱える方々との面談を行っています。
【保有資格】産業カウンセラー
【ドクタートラストへの取材、記事協力依頼などはこちらからお願いします】

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