夏に多い脳梗塞

脳梗塞や心筋梗塞は、冬に発症しやすいイメージがありますが、実はそうではありません。
脳梗塞は、夏に多いと言われています。
国立循環器病センターの資料によると、2008年~2010年の脳梗塞件数は以下のようになっています。
 春(3~5月)   368件
 夏(6~8月)   386件
 秋(9~11月)  359件
 冬(12~2月)  369件

なぜ、夏に脳梗塞が多いの?

脳梗塞には、ラクナ梗塞・アテローム血栓性脳梗塞・心原性脳血栓症などの種類があります。
このうち、ラクナ梗塞とアテローム血栓性脳梗塞は、特に夏に多いと言われています。

夏は、汗をかくことで水分が不足して血液が濃くなり、脳血管が詰まりやすくなります。
特に、就寝時に脱水状態になると、夜間は血圧が低くなっているため、さらに血液の流れが悪くなり、血管が詰まりやすくなります。
このように、脳梗塞は脱水との関係が強いと考えられています。

脱水状態とは

脱水状態は、炎天下の屋外で大量の汗をかいた場合に起こると考えられていますが、室内でも気が付かないうちに脱水状態になっていることがあるので、注意が必要です。

脱水状態は、体内の水分が不足している状態ですが、水分だけでなくナトリウムやカリウムも同時に不足します。
日常的に摂取する水分は、水やお茶などでもかまいませんが、脱水状態が疑われる場合には、水分と一緒にナトリウムやカリウムも補給するようにしましょう。

脱水状態チェック
<注意報> すぐに水分を摂取し、涼しい場所に移動しましょう。
・のどや口の中が渇いている
・皮膚がカサカサしている
・尿の量が減った、尿が濃い
・暑いのに汗をかかない
<警報> 可能であれば水分を補給し、病院を受診しましょう。
・食欲がない
・頭痛、めまいがする
・強い脱力感がある
・意識がもうろうとしてきた

脱水状態を予防するための水分摂取のポイント

・こまめに水分をとる
・入浴前後で水分補給
・就寝前と起床時の水分補給
・汗をかいたらナトリウムやカリウムと一緒に水分補給

アルコールは、利尿作用があり脱水状態に拍車をかけることがあるので、注意が必要です。
飲酒は水分補給にならないことを覚えておきましょう。

脳梗塞の危険な症状

・体の左右どちらかが動かせない、力が入らない
・体の左右どちらかがしびれる、感覚が鈍くなる
・ろれつが回らない、言葉が出てこない
・片方の目が見えない、視野が半分欠ける
・足もとがふらつく、立てなくなって倒れる
・めまいが起こる
このような症状を認めたら、直ちに受診してください。

脳梗塞は、普段健康そうにみえていても、脱水症状が引き金となって急に発症します。
高齢者に限らず、30~50歳代の比較的若い世代でも、発作におそわれて倒れることがあるので注意が必要です。

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