ドライアイと幸福度の関係

ドライアイとは

今や、オフィスワーカーの3人に2人がドライアイであると言われている。
目が疲れる、目が乾く、ショボショボする、かすむなどの症状は、現代人にとって共通の悩みである。
パソコン画面を見ている時は、通常1分間に20回くらいあるまばたきが6~7回に減少している。
まばたきは、いわば涙の運び屋。
まばたきが減少すると、涙が不足して目の表面が乾きやすくなる。
さらに、涙腺に涙のもととなる物質が溜まることで、涙が便秘状態になる。
パソコン作業に限らず、現代人は暇さえあればスマートフォンの画面に集中しっぱなしという人も多い。
ほかにも、エアコンによる乾燥、緊張やストレス、大気汚染、夜更かしなど、現代生活にはドライアイになりやすい環境が溢れている。

ドライアイが仕事の生産性にどのくらい関係するのか

「ドライアイが仕事の生産性にどのくらい関係するのか」を算出した結果、年間48万6,992円も生産性が低下することがわかった。(大阪スタディ調べ)
涙は、加齢とともに減少し、メタボリックシンドロームの人にドライアイが多いこともわかっている。
そして、自覚的な幸せ度と逆相関していることも判明。
つまり、ご機嫌な人にはドライアイは少なく、ご機嫌度の低い人にはドライアイが多いというのだ。
このあたりは、今後さらなる研究が必要だが、単なる目の不調にとどまらず、仕事の生産性や幸せ度にまで関連してくるとなると、働く方々にとっても由々しき問題だ。

解消法

さて、そんなドライアイの解消法とは。
まずは目を乾燥から守ることだ。
日頃から意識的にまばたきをすることを心がけよう。
エアコンの風が顔に直接あたるような席も避けよう。
難しい場合は、目を乾燥から守る保湿用の保護メガネを着用する方法もある。
また、まぶたの際(まつ毛のすぐ内側)に「マイボーム腺」という脂を出す腺があるが、このマイボーム腺に汚れなどがつまるとドライアイを起こしたり、炎症を起こしてまぶたが腫れることがある。
マイボーム腺をきれいに保つことも重要なドライアイ対策になる。
特に、女性はアイラインを目のキワまで入れるなどでマイボーム腺を塞いでしまいがちなため、アイメイクは毎日きれいに落とすことも重要だ。
日常のケアで改善しない時は、眼科を受診しよう。

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高橋 さなえ株式会社ドクタートラスト 産業保健部 保健師

投稿者プロフィール

会社員時代に産業保健に興味を持ち、保健師になりました。
企業勤めの経験を活かし、はたらく人にとって身近なテーマを発信させていただきます!

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