深夜業に従事する社員の健康診断はどうしたらいい?

深夜業務の健康診断

Q. 深夜に働いています。定期健康診断は昼間に働く社員と一緒で大丈夫ですか?
A. 年に2回、健康診断を受ける必要があります。

労働安全衛生規則13条1項2号では身体に負担や危険性の大きい業務を定めており、その中に「深夜業を含む業務」が含まれています。

<労働安全衛生規則>
13条1項2号
イ 多量の高熱物体を取り扱う業務及び著しく暑熱な場所における業務
ロ 多量の低温物体を取り扱う業務及び著しく寒冷な場所における業務
ハ ラジウム放射線、エツクス線その他の有害放射線にさらされる業務
ニ 土石、獣毛等のじんあい又は粉末を著しく飛散する場所における業務
ホ 異常気圧下における業務
ヘ さく岩機、鋲びよう打機等の使用によつて、身体に著しい振動を与える業務
ト 重量物の取扱い等重激な業務
チ ボイラー製造等強烈な騒音を発する場所における業務
リ 坑内における業務
ヌ 深夜業を含む業務
ル 水銀、砒ひ素、黄りん、弗ふつ化水素酸、塩酸、硝酸、硫酸、青酸、か性アルカリ、石炭酸その他これらに準ずる有害物を取り扱う業務
ヲ 鉛、水銀、クロム、砒ひ素、黄りん、弗ふつ化水素、塩素、塩酸、硝酸、亜硫酸、硫酸、一酸化炭素、二硫化炭素、青酸、ベンゼン、アニリンその他これらに準ずる有害物のガス、蒸気又は粉じんを発散する場所における業務
ワ 病原体によつて汚染のおそれが著しい業務
カ その他厚生労働大臣が定める業務

深夜業を含む業務」に従事している社員は、労働安全衛生規則45条により、6ヶ月に1回の健康診断を受ける必要があります。

<労働安全衛生規則>
(特定業務従事者の健康診断)
第45条 事業者は、第13条第1項第3号に掲げる業務に常時従事する労働者に対し、当該業務への配置替えの際及び6月以内ごとに1回、定期に、第44条第1項各号に掲げる項目について医師による健康診断を行わなければならない。
この場合において、同項第4号の項目については、1年以内ごとに1回、定期に、行えば足りるものとする。

「健康診断の事後措置」

また健康診断の事後措置では、下記の項目が必要です。

(1)健康診断結果を社員に通知する
(2)健康診断結果を労働基準監督署に提出する
(3)記録を作成の上、5年間保存する
(4)健康診断後に異常所見がある労働者に必要な措置について、医師(産業医)または歯科医師の意見を聞く
(5)医師の意見を聞いた結果、必要があるときには事後措置をとる

郵便事業や運送業、警備業など、交代で深夜業に従事する社員を雇用する業種は多岐にわたります。
外食産業では、深夜のみ働くパート社員を多く雇用する会社も多いのではないでしょうか。
深夜業務に従事するということは、生活のリズムと一緒に体調も崩すリスクが大きいということです。
健康診断で異常所見がある労働者は、通常業務に従事する労働者より多いことは明らかです。
今一度、健康診断の受診漏れなどのご確認を!

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