「ブラックバイト」の実態

blackbite

ブラックバイトという言葉をご存知だろうか。
若い社員を酷使し、使い捨てる企業を指す「ブラック企業」になぞらえ、
アルバイトにもこのような名前がつけられるようになった。

非正規雇用の志向を強める中、ブラック企業が酷使するのは社員だけではなく、
その業務をアルバイトに肩代わりさせ、
従業員のほとんどを非正社員が占める形態(基幹化)が進んでいるそうだ。

では実際にどのような実態があるのだろうか。

ブラックバイトの実態

特にアルバイトをしている学生に、以下のような実態が多く見られる。

・当初の条件の勤務予定がいつの間にか大目に働くことを要求された
・休憩なしで8時間以上働かされた
・風邪をひいて休みの連絡を入れたが、寝た後に出勤するよう催促された
・三か月無休で働かされた
・販売ノルマを達成できないと、商品を買い取らされた
…等

このような過酷な条件を要求され、学生の中には、学校を欠席せざるを得なくなったり、
無理な夜勤などやらされて昼夜逆転し、学業がおろそかになってしまう人もたくさんいるのが現状だ。

また、アルバイト先からこのような被害を受けても、親の収入が減り、働かないと収入がない学生や、
「バイトリーダー」、「バイトマネージャー」などと名ばかりの役職を与えられ、
自分が辞めると店が回らなくなると思い込まされたりして、辞め辛くなっている状況なのだ。

学生はどうすればいいのか

上記のような無理な要求をされ、学業に支障が出たり、労働条件等に不安を感じたら、
辞めるというのも選択肢の一つではないだろうか。
また、各労働局や労働基準監督の「総合労働相談コーナー」などへの相談も一つの手だ。

ブラックバイトにならない為のチェックポイント

企業側がブラックバイトと呼ばれないために
理解しておかなければならない4つのポイントがある。

・学生は、「学業を優先すべき存在である」ことを理解する
・シフトを組む際は、学生と現場の双方が納得のいく形で決める
・労働内容や給与についてはきちんと書面にし、法令に沿った雇用契約を結ぶ
・契約を結ぶ際は、学生が納得してから結べるように、しっかりと内容を説明する

きちんとした形で雇用契約を結んでおくことは、企業にとっても
トラブルが発生したときの助けとなる。
また、学生が自分の仕事を理解するうえでも大切な要素だ。
ぜひ、学生を雇用する際は上記4点を再チェックしてほしい。

また、これからバイトを探そうと思っている方は、
面接時に働けない曜日や時間を伝え、自分の都合と合わなければ、そこで決めず、
他を探してみたりしてはどうだろうか。

山川 加奈子

山川 加奈子株式会社ドクタートラスト 産業保健部 保健師

投稿者プロフィール

社員ひとりひとりの気持ちに寄り添うことができる温かい心を持った保健師を目指して日々勉強中です。先生のご指導の下、企業への最善のサポートが出来るよう努力したいと思います。

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