生活習慣病とアンチエイジング

anchi

誰もが共通して、1年経てば1歳年を重ねる。
「年を重ねる」という事は、様々な経験値が増えていくため、プラスの要素がたくさんある。

しかしながら、「体力がなくなったな・・・」「疲れが取れにくくなった・・・」「若い頃はもっと無理が利いたのに・・・」などの体の変化にも多く気付くようになる。

体は、細胞単位でも年を取り、嫌でも私たちの体は老化していく。
ただし、体の中で、どの部分(例えば内臓)も同じスピードで老化していくのかというと、そうではない。

女性なら、お肌(皮膚)が気になるところだろう。
男性なら、人によっては肝臓だったり、頭髪という方もいるだろう。

本日は、「体の老化」の中でも、生活習慣病に大きな影響を与えている「腸の老化」に関するお話である。

体内の老化

●その①:腸の疲れ
・偏った食生活
・ストレス
・運動不足
・睡眠不足
年齢を重ねる加齢以外に、このようなあらゆる生活習慣の乱れが腸を疲れさせてしまう。

●その②:腸の2つの老化
加齢による老化(老化①)は、誰の腸にも避けられないものだが、それ以外に、生活習慣の乱れが腸を疲れさせてしまうことがある。
この場合の腸の疲れでも、腸の老化は加速される。(老化②)

●その③:老化から慢性炎症へ
腸が老化すると、本来の腸の機能も鈍くなってしまう。
通常、バランスよく存在し、「腸内環境」を保っている腸内の善玉菌と悪玉菌。
これらのバランスも崩れてしまい、毒素の元になる悪玉菌が増加する。
その状態が続くと、腸の慢性的な炎症につながる。

●その④:腸の炎症
人の体は、「食べた物で作られる」とはよく言われる。
腸は、この食べ物の通り道であると同時に、有害な物質がたまりやすい場所である。
暴食や偏った食事が続くと、腸はそれらを異物とみなし、わが身を守ろうとする反応が起きる(炎症)。

※炎症=腸に限定せず、体が有害な刺激を受けた時に起こる反応のこと。

腸の粘膜は、体中の免疫細胞が多く集まっているため、さまざまな免疫機能への影響も大きくなる。(アレルギーや炎症疾患、がんなど)

●その⑤:炎症から生活習慣病へ
初めは腸で起きた炎症でも、やがて全身のさまざまな臓器へ飛び火する。
すると、体のあらゆるところで炎症が発生し、それが慢性化することで、それぞれに機能が鈍ってしまう、つまり様々な機能障害・代謝異常が起き、生活習慣病を引き起こすことになるのである。

このお話は、「腸の老化」が軸になっていますが、これが「血管の老化」でも同じである。
どちらも、「加齢」という自然な老化以外の、生活習慣の乱れによって引き起こされたり、加速した老化は、生活習慣病に近づくのだと言える。

体のアンチエイジング
生活習慣の改善を考える新しいきっかけではないだろうか。

西岡 まゆみ

西岡 まゆみ株式会社ドクタートラスト 産業保健部 保健師

投稿者プロフィール

自分も働く労働者の一人として、皆様の立場に立った視点を持つことも忘れずに情報発信していければと思っています。

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