ミスを引きずらない「振り返り」方法 

062708

先週のは、「ミスを引きずらない「パーキング」とは?」という記事で、試合中(みなさまだとお仕事中)にミスをした時に、すぐに気持ちを切り替える方法についてご紹介させて頂きました。

今日は、なんとかミスをした一日を終え、帰宅した後のお話をさせて頂こうと思います。

仕事を終え、帰宅してホッとすると、今日会った嫌なことや失敗を色々と思い出してしまうご経験は、誰にでもあると思います。

特に大きなミスや心が傷つく体験をしたとき、是非活用して頂きたいのが、
精神科・診療内科等でも使われる『認知行動療法』の中の、コラム法と呼ばれる方法です。
※実際にうつ等の精神症状がみられる方は、必ず専門家のご指示のもとで活用してください。

コラム法とは、自分の思考を紙に書き出し、冷静に振り返ってみることで、
自分の思考のクセや欠点に気づき、修正することが出来る・・・という方法です。

コラム法の例

まず紙に線で五つのコラム(枠)を書きます。

①一番最初のコラム「状況」には、いま、直面している課題を書く
例:「プレゼンの資料が上手に作れない」

②二番目のコラム「感情」には、①により、引き起こされる自分の感情を書く
例:ゆううつ・怒り・不安

③三番目のコラム「自動思考」には、そのとき、すぐに浮かんだ思いを書く
例:自分に能力がないと感じる・上司に理解されていないと感じる・仕事を辞めたいと感じる

④四番目のコラム「別の考え方」には、③とは別の見方・考え方を書き出す
例:今回のようなプロジェクトは初めてなのだから、上手に作れなくても仕方がない
まだ締切には時間があるので、もう一度練り直したらもっと良いものが作れるかもしれない
プレゼン資料は未熟だったか、企画自体は通ったのだから、もう少し頑張ってみたい

⑤五番目のコラム「結論」には、順番に考え方を整理してきた結果、導き出された結論を書く。

いきなり紙に書きだすのはなんとなく難しい・・・という方は、
認知行動療法の専門家でいらっしゃる精神科医の大野裕先生先生が発案・監修された
「うつ・不安ネット」の簡単コラム法というページで、簡略化されたコラム法を体験することが出来ます。
※有料会員登録が必要です。

こちらはスマートフォンのアプリもあるようですので、更に手軽に試すことが出来ますね。

また、インターネットで検索をすると、コラム法のシートなども無料でダウンロードできます。
是非ご活用ください。

最初は面倒な作業ですが、繰り返すことで、自分の思考のクセを知り、心を強いストレスから守ることが出来ます。

体を筋力トレーニングやランニングで強くするように、心もトレーニングで強く、しなやかに変えていきましょう。

中村 眞弓

中村 眞弓株式会社ドクタートラスト 産業保健部 保健師

投稿者プロフィール

企業での健康相談や産業保健の経験を生かし、「じっくり聴く・しっかり考える」保健師を目指しています。
社員の皆様・人事の皆様と一緒になって企業の健康を支えていけるよう頑張ります。

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