メタボリックシンドロームのお話

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突然ですが、あなたはメタボリックシンドロームではありませんか?
40歳~70歳の男性の2人に1人、女性の5人に1人が
メタボリックシンドロームといわれています。

今日は気になる方も多いメタボリックシンドロームのお話をしたいと思います。

メタボリックシンドロームとは

「太っている」=メタボではありません。

診断基準①
腹囲※おへその位置で測ります
男性85cm以上
女性90cm以上

この基準値は科学的根拠に基づいています。
内臓脂肪の面積が100cm²を越すと、糖尿病、高血圧などの発症率
が高くなることが研究でわかっています。女性は男性に比べ皮下脂肪が厚いため、
同じ面積でも腹囲は大きくなります。そのため男性より基準値が高く設定されています。

診断基準②

①に引っかかった方で‥
プリン血中脂質
中性脂肪値が150mg/dl以上か
HDLコレステロールが40mg/dl未満
↑のどちらか、または両方に当てはまる
プリン血圧
収縮期血圧130mmHg以上
拡張期血圧85mmHg以上
↑どちらか、または両方に当てはまる
プリン血糖
空腹時血糖110mg/dl以上

3項目のうち、2項目に引っかかった方!
メタボリックシンドロームです!!

ではなぜ内蔵脂肪は体に悪いのでしょう?

脂肪細胞は周りの細胞に作用するホルモンのような物質(サイトカイン)を分泌しています。
皮下脂肪細胞からは、動脈硬化や、インスリン抵抗性を減らす物質が分泌されます。
それに対し、内臓脂肪細胞からは、高血圧、糖尿病、動脈硬化のリスクを増やす物質が分泌されます。
そのため内蔵脂肪が蓄積されていると糖尿病や心筋梗塞など様々な疾患にかかるリスクが高くなってしまうのです。

メタボリックシンドロームは自覚症状が少ないのでついつい放置しがちです。
しかし‥
メタボ⇒動脈硬化⇒脳卒中、心筋梗塞
なんてことはよくあります
動脈硬化とは血管の壁が硬くなり、血液の流れが悪くなった状態です。
動脈硬化で血流が途絶えると、そこから先の細胞に酸素や栄養が行かず、
細胞が死んでしまいます。これが心臓で起こると心筋梗塞、脳だと脳梗塞になります。
心筋梗塞や脳梗塞は命を落としてしまうこともありますし、治っても
後遺症で不自由な生活を強いられることもあります涙

メタボって言われたけど、どこも痛くないし、放っておけばいいや、なんて思っている方、いませんか?

今は自覚症状がなくても、知らないうちに動脈硬化が進行して、ある日突然倒れてしまう‥
なんてことになってしまうかもしれません!!

症状がなくても、早いうちから健康的な生活を心がけることが大切です。

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山川 加奈子

山川 加奈子株式会社ドクタートラスト 産業保健部 保健師

投稿者プロフィール

社員ひとりひとりの気持ちに寄り添うことができる温かい心を持った保健師を目指して日々勉強中です。先生のご指導の下、企業への最善のサポートが出来るよう努力したいと思います。

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