危険の可視化

o0562038312792278179

小売業に従事する方は業務中、通路に置いてあるものにつまづいたり、
ドアの開く範囲の目測を誤りぶつかったり、階段を踏み外し、落ちそうになったことはないだろうか。

労働災害の約1割は小売業で発生しており、その占める割合は徐々に増加している。
小売業での労働災害の約3割が、物へのつまづきや、滑り等の転倒となっている。
では、この災害を防ぐために私たちは何をすればよいだろうか。

つまづきや転倒の原因の一つとして、普段は視覚として捉えることが難しく、
あまり気にしていないようなことが挙げられる。
こういった、視覚で捉えにくい職場の危険を明示化するための方法、それが「見える化」だ。

これは、「危険認識」や「作業上の注意喚起」を分かりやすく知らせることができる上、
社員へ周知しやすく、安全確保の為にとても有効な方法だ。

対策例

1.ドアの開閉範囲の明示
その範囲に身体が入らないよう床に印を付ける。

2.蛍光テープを貼る
死角にある台車や、荷物が置いてある場所に貼る。

3.ミラーの設置
曲がり角等の衝突しやすい場所に置く。

職場内に潜んでいる危険を「可視化(見える化)」することで、業務中の災害を減らすことが出来る。
また、職場内でどこに危険が潜んでいるのかを確認するための手段として、
「危険マップ」に書き起こすことも、災害を避けるために有効な手段となり得る。

その中には、以下の項目等を記入しよう。
・過去に災害が発生した箇所
・ヒヤリ・ハット事例の多い箇所
・危険予知活動で注意が必要とされた箇所
・職場巡視で指摘があった箇所

作成したマップは休憩室等の、
従業員全員が確認出来る場所に掲示し、注意喚起や安全意識の向上に役立てよう。
労働災害を防止するためには、潜在的な危険を事前に把握したうえで、
従業員全員に周知させる必要がある。
皆さんの企業でも「見える化」を導入してみては如何だろうか。

山中 学

山中 学株式会社ドクタートラスト 産業保健部

投稿者プロフィール

産業保健分野に関する情報を、
素早く正確にお伝え出来るよう、頑張ります。

この著者の最新の記事

関連記事

衛生管理者の必携知識

  1. ^74012A7598DCDC887C5D3D020B5C908C223AA77E179840BFE6^pimgpsh_fullsize_distr

    衛生管理者は週1回、職場を巡視しましょう

  2. youko

    健診結果は該当!法改定にともなう「要配慮個人情報」の取り扱いポイントとは

  3. a0001_013731

    定期健康診断結果報告書 記入にあたっての注意事項

  4. 8cb159d53012efd6772c67826ecb7d56_m

    労働基準監督署からの指導を無視したらどうなるのか?

  5. 080301

    派遣労働者の健康診断 良くある質問集

一目置かれる健康知識

  1. jiritu
  2. 1215-suiminbusoku1221
  3. ec611558e191bffdafad75c4892bf617_s
  4. kahun
  5. 0119-kahunsyou
  6. mashin
  7. 1027-%e9%87%91%e5%9f%8e%e3%81%95%e3%82%93%e4%be%9d%e9%a0%bc
ページ上部へ戻る