法と規則の違い

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安全衛生にまつわる法律

産業医や衛生管理者、衛生委員会(安全衛生委員会)が労働安全衛生法の中で義務付けられている。

しかしながら、定められた義務はそれだけではなく、労働安全衛生施行令、労働安全衛生規則というものが存在する。

●労働安全衛生法施行令は「政令」で、法律から委任された規定及び特定の法律を施行するのに必要な規定をまとめて制定したもの。
●労働安全衛生規則は「省令」で行政官庁が定めたもの。


法から規則への委任

労働安全衛生法の場合、多くを労働安全衛生法施行令に内容を委任しており、具体的な作為義務を定めているのが
労働安全衛生規則になる。災害や危険物質などが見つかるたびに労働安全衛生規則に規定が追加されていくのが通常だ。

例えば、健康診断に関して、労働安全衛生法の中では第六十六条に「事業者は、労働者に対し、厚生労働省令で
定めるところにより、医師による健康診断を行なわなければならない。」とあり、労働安全衛生規則の中ではそれをさらに細かく診断項目を決めている。

■労働安全衛生規則
第四十四条 事業者は、常時使用する労働者(第四十五条第一項に規定する労働者を除く。)に対し、一年以内ごとに一回、定期に、次の項目について医師による健康診断を行わなければならない。

一  既往歴及び業務歴の調査
二  自覚症状及び他覚症状の有無の検査
三  身長、体重、腹囲、視力及び聴力の検査
四  胸部エックス線検査及び喀(かく)痰(たん)検査
五  血圧の測定
六  貧血検査
七  肝機能検査
八  血中脂質検査
九  血糖検査
十  尿検査
十一 心電図検査

労働安全衛生施行令、労働安全衛生規則はいわゆる細則になる。
もし運用上困った事案があり、労働安全衛生法を調べても記載がない場合は、一度細則を確認されてみてはどうだろうか?

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杉井 将紘

杉井 将紘株式会社ドクタートラスト 常務取締役

投稿者プロフィール

IT企業に長年従事。その際の労働環境が整備されておらず、訴えても変わらない状況から健康管理会社のドクタートラストへ転職を決意。
畑違いの業界に戸惑いつつも、ITの力を駆使して産業保健業界に一石を投じるべく日々奮闘。

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