動脈硬化

ab370c4e23eee4025437b4a501a8320f_m

動脈硬化は、食事、運動、喫煙、飲酒、ストレスなどの生活習慣の違いによって大きく影響されることがわかっています。
たとえば、動物性脂肪の多い高カロリー食は、血中の悪玉コレステロールや中性脂肪を増やし、
それらが血管壁に付着して血管を詰まらせたり、血管が破れたりする原因になります。

動脈硬化というと、血管が硬くなり破れ難いイメージですが実は違います。
コレステロールなど血液の脂質が、動脈にたまったり、酸素や栄養が不足したり、
高血圧により常に血管に負担がかかったりしていると、
動脈は弾力性を失い硬く、もろくなってしまいます。このような状態を動脈硬化というのです。

動脈硬化によって細くなった血管は、造影剤という薬を使ったCT検査などで、
診断が可能ですが、血管のもろさを調べる検査は残念ながらありません。
動脈瘤(血管のこぶ)などがある場合には、血管がもろくなっている可能性が高いです。
また、動脈硬化は動脈硬化だとはっきりわかる自覚症状がないため、症状だけで動脈硬化を早期発見することは難しいです。

動脈硬化を放っておくと、ある日いきなり大きな血管が詰まり、
心筋梗塞や脳梗塞で倒れたり、大きな血管が破れて取り返しがつかないことになる危険性もあります。
定期的に病院での検査(健康診断)を行ないましょう。

動脈硬化は、動脈硬化の危険因子である高血圧、高脂血症、糖尿病、肥満などの生活習慣病や、
喫煙、運動不足、偏った栄養バランスの食事、アルコール、加齢、ストレスの有無などを見直し、予防することが大切です。
健康診断で異常を指摘された場合には、自覚症状が無いからと放置せず、医師の診察を受けましょう。

動脈硬化リスク度チェック

1.加齢
男性:45歳以上、女性:55歳以上

2.喫煙

3.血糖値 100以上

4.血中脂質
中性脂肪 150mg/dl以上、LDLコレステロール 140mg/dl以上、HDLコレステロール 40mg/dl以下

5.血圧 最高血圧140/最低血圧90以上

以上のリスク項目に多く該当する方は動脈硬化になる可能性が高いようです。

動脈硬化は加齢とともに進行するため、一種の老化現象ともいえます。
しかし、動脈硬化は、急にあらわれるわけではなく、若いころから始まり、
40歳を過ぎる頃に症状があらわれてくることが多いです。
そのため、動脈硬化の予防は若いうちから行う必要があります。
生活習慣病の多くは、働き盛りの30台・40台からの予防対策が必要なのですが、
実際にはこの年代の方は、異常を指摘されても放置されることが多く、「病院に行く時間やお金がもったいない」と考えられています。
このように、放置された生活習慣病は、動脈硬化を引き起こし60台で重大な病気を発症する方が、増えてきています。

平均寿命が、男性は79.59年、女性は86.44年の時代ですが、
普段から自分の健康に十分気を使っていなければ、長生きすることは出来ません。
退職後の元気で楽しい生活のために、30台からの生活習慣病予防を心掛けましょう。

大久保 優子

大久保 優子株式会社ドクタートラスト 保健師

投稿者プロフィール

みんなが元気に働ける社会が目標です!
産業保健の魅力と大切さを伝える情報を、発信出来るように頑張ります。

この著者の最新の記事

関連記事

衛生管理者の必携知識

  1. 過重

    健康診断の受診義務が過重労働対策になる!

  2. o0800080012607003344

    産業医選任の届出には何が必要?

  3. 080301

    派遣労働者の健康診断 良くある質問集

  4. youko

    健診結果は該当!法改定にともなう「要配慮個人情報」の取り扱いポイントとは

  5. 杉井記事

    ストレスチェック関連の契約書に印紙は必要か?

一目置かれる健康知識

  1. 87c30181d5d399c9275972574c37e27b_m
  2. 170328
  3. 0119-kahunsyou
  4. kahun
  5. 062612
  6. 採血中に具合が悪くなるのは、なぜ?
  7. 1215-suiminbusoku1221
ページ上部へ戻る