リスクアセスメントについて

risk

皆様はリスクアセスメントという言葉をご存知であろうか。

リスクアセスメントとは

『職場の潜在的な危険性又は有害性を見つけ出し、これを除去、低減するため手法のことをいう。』
このリスクアセスメントの実施は、労働安全衛生法第28条の2により努力義務とされている。

▼リスクアセスメントの進め方
手順1 【危険性又は有害性の特定】
↓  …機械・設備、原材料、作業行動や環境などについて危険性又は有害性を特定する。
危険性又は有害性は「ハザード」ともいわれる。

手順2 【危険性又は有害性ごとのリスクの見積り】
↓  …特定したすべての危険性又は有害性についてリスクの見積りを行う。

手順3 【リスク低減のための優先度の設定・リスク低減措置内容の検討】
↓  …危険性又は有害性について、それぞれ見積られたリスクに基づいて優先度を設定する。

手順4 【リスクの低減措置の実施】
↓  …リスクの優先度の設定の結果にしたがい、リスクの除去や低減措置を実施する。
リスク低減措置は、基本的に次の優先順位で検討、合理的に選択した方法を実施する。

$企業のための『労働安全衛生法』

▼リスクアセスメント実施による効果
職場の潜在的な危険性又は有害性が明らかになり、危険の芽を事前に摘むことができる。
また、リスクに対する認識を共有できる。
そして、現場の作業者の参加を得て、管理監督者とともに進めるので、 職場全体の安全衛生のリスクに対する
共通の認識を持つことができるようになる。

▼まとめ
「ハインリッヒの法則」という言葉があるように、『1つの重大事故の背景には29の軽微な事故があり、そのまた背景には300の異常が存在する』といわれている。
一つの重大な事故が起きてしまう前に、安全衛生委員会等でこのリスクアセスメントを実施することによって小さなリスクの芽を摘んでおいてはいかがであろうか。

田野 優人

田野 優人株式会社ドクタートラスト 産業保健部 産業カウンセラー

投稿者プロフィール

大学時代から産業保健に興味を持ち始め、日々勉強しております。
気になる情報を、若い世代の方にも分かりやすく丁寧に発信していきます。

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