献血の基礎知識②

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献血の同意説明書

平成25年1月から、「献血の同意説明書」というものが使用されている。 これは、献血の同意事項を説明し、内容について同意いただけた方に献血をお願いするというものだ。 採血に伴う副作用、血液の安全性確保のために行われる検査などについて明記されている。 o0630039412665800351

献血の手順

(日本赤十字社より)
●献血受付:同意説明書に同意頂いた方に、協力をお願いする。また身分証の確認を行う。

●問診票の記入:献血者の健康状態をうかがう。輸血を受ける患者さんの安全のため、質問には正確に答えること!

●問診及び血圧測定:ご記入いただいた問診票を元に、医師が問診を実施。プライバシーは厳守されるため、こちらも同様正確に回答すること。

●血液型の判定、ヘモグロビン濃度の測定:貧血の心配がないか、事前に採血検査行う。成分献血の場合は、血小板数の測定も行う。

●採血:採血ベッドに横になり、献血開始。採血にかかる時間は、全血献血では10~15分程度、成分献血は採血量に応じて、40~90分程度となる。
成分献血、400ml献血は、200ml献血に比べて採血量が多いため、採血基準も異なる。 採血採血基準については、前回の記事をご確認いただきたい。

●休憩:献血後は、少なくとも10分は休憩を取っていただき、 用意されている飲み物で十分な水分補給を。採血後に具合が悪くなる方もいるので、休憩中は立ったり動いたりしないようにする。

献血をご遠慮いただく場合

以下に該当する方には、原則として献血をご遠慮いただく。
●服薬管理中の方
⇒病気や、薬の種類によってご遠慮いただく。 点鼻薬・点眼薬・外用薬でも、その内容によっては献血できない場合があるが、その判断は医師が行う。

●歯科治療を受けた方
⇒3日以内に、出血を伴う治療を受けた方は献血できない。 歯石除去、抜歯等により、口腔内常在菌が血中に移行し、菌血症になる可能性があるためだ。

●一定期間内に予防接種を受けた方

・接種後24時間:インフルエンザ、日本脳炎、コレラ、A型肝炎、肺炎球菌などのワクチン
・接種後4週間 :B型肝炎ワクチン
・接種後1年間 :狂犬病ワクチン 種類に応じて、上記期間の献血はご遠慮いただく。

●海外旅行者及び、海外で生活したことのある方
⇒海外からの帰国日(入国日)当日から4週間以内の方は献血できない。
なお、この期間については、滞在していた時期・地域によって異なる。

●輸血歴、臓器移植歴のある方

⇒現在の検査法では検出できない、未知のウイルス感染の可能性が考えられるため、ご遠慮いただく。
ただし、あくまで安全性を高めるための基準なので、輸血・移植歴のある方がウイルス感染している、 病気である、というものではない。

以上、2週にわたり献血について紹介した。
血液を必要としている方にとって、皆さんの協力が大きな救いとなる。 命を救うことに携われるボランティア、ぜひ関わっていただきたい。

林 晴香

林 晴香株式会社ドクタートラスト 産業保健部 保健師

投稿者プロフィール

DT保健師の林です。
産業保健分野に限らず、健康に関するお役立ち情報を配信できればと思っております。

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