海外旅行での健康管理 ~旅行中~

062622

食べ物や気候、生活スタイルなど、あらゆるものが日本とは異なる海外。
そのため、予想もつかない要因から体調を崩してしまうことがある。

実際の旅行中における健康管理

●エコノミークラス症候群を予防
航空機内の乾燥した空気や気圧変化により、体内の水分は蒸発しやすくなり、
血液の粘度が上昇(ドロドロどくろ)しやすくなる。
このような状態で長時間座位姿勢をとると、下肢が圧迫され続けうっ血を起こし、血栓という血の塊が出来やすくなるのだ。

<対策>
・こまめな水分補給
⇒アルコールや紅茶・緑茶などカフェインを含む飲み物は利尿作用があり、
かえって脱水を引き起こす恐れがあるため、水やイオン飲料を摂ろう
・座席で足の指や足首の上下運動をする
・衣服はゆとりのあるものを着用
・足を組まない

●時差ぼけを予防
6時間以上の時差がある地域へ行くと、
時差ぼけに陥りやすいと言われている。
時差ぼけを軽減するにはできれば出発の数日前から現地の時間を意識し、生活リズムを慣らしていくのが理想だ。難しい場合は、
フライト中に現地のリズムに合わせた行動(睡眠・食事)をとっていく。
例えば、現地への到着が朝・昼の場合はフライトの後半で寝るようにし、着いてからは積極的に観光などで動いて目を覚ましていく。
到着が夜の場合は、逆にフライト中間で寝るようにし、後半は起き、ホテルに着いたら寝るようにする。

●食事で体調を崩さないために
暑い地域や衛生状態の悪いところでは、生肉・生魚は食べないようにしよう。
サラダや切り売りの果物も避けた方が無難。
同様に、生水も避けた方がよいだろう。
水分補給時はペットボトルや缶入りの物を購入し、生水の場合は煮沸させて飲むようにする。
日持ちの悪い食品は、加熱処理したものを時間をおかずに食べる方が安全である。

●滞在先の気候に注意
滞在先の平均気温は事前に調べておき、その気候に合った衣類を用意しておこう。
昼夜の気温差が激しい地域、冷暖房の効いた室内などに行く場合には、
カーディガンなどの、簡単に着脱できる衣類を持ち歩いていると便利だ。

楽しい旅行にするためには、出発前からの体調管理が大切である。
旅行中は気候風土や環境の違い、疲労などから体調を崩しやすいが、
前回の記事とあわせ、旅行中の健康管理のための対策を怠らないようにしよう。

林 晴香

林 晴香株式会社ドクタートラスト 産業保健部 保健師

投稿者プロフィール

DT保健師の林です。
産業保健分野に限らず、健康に関するお役立ち情報を配信できればと思っております。

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