時差ビズとテレワークの融合、「スムーズビズ」という考え方

2020年の東京オリンピック、パラリンピックまで1年を切りました!
オリンピック、パラリンピック期間は、開催地に観客・選手・メディアスタッフなど多くの人が訪れます。
東京オリンピック、パラリンピックについても、オリンピック開催期間の7月24日から8月9日にかけては約780万人が、パラリンピック開催期間の8月25日から9月6にかけては約230万人が東京に訪れると予想されています。
現在の東京の人口は約1,400万人。
東京オリンピック、パラリンピック開催期間には、これに加えて、前述の大勢の人数が集まるのです。
列車の混雑、交通の渋滞が予想されますね。
そこで東京都は快適な通勤環境や企業の生産性の向上を目的として、新しいワークスタイル、スムーズビズを推進しています。

スムーズビズとは?

スムーズビズとは、次の3つの取り組みを総合的に進め、新しいワークスタイルを社会に定着させ、すべての人々がいきいきと働き、活躍できる社会の実現を目指す制度のことです。

① TDM:交通量の抑制や分散するために混雑予測情報等の提供を含めた交通需要マネジメント
② テレワーク:通信技術が発達したことで場所や時間に左右されず柔軟な働き方
③ 時差Biz:通勤ラッシュ回避のために通勤時間をずらす働き方

スムーズビズの効果

ワークスタイルが多様化する昨今、従業員が会社に求める環境も変化してきています。
朝会社へ出勤し、夜に自宅へ帰る。
以前はこんな一日が当たり前でしたが、会社に来なくてもよい or 出勤時間をずらすことを認める会社が少しずつ増えてきています。
結婚・出産・育児等のライフイベントの中で、働き方は性別や年代により大きく変化していくことから、スムーズビズがあると就職希望者の増加が見込まれることが大きなメリットとなるでしょう。
また通勤時間の削減や満員電車での通勤が避けられるため、従業員の生産性向上も期待できます。
テレワーク制度を導入すると家賃補助等の会社として支給している居住手当の経費削減にもつながる可能性があります。

冬のスムーズビズ実践期間~やってみよう~!

東京都では、2020年1月14日(火)から1月31(金)をスムーズビズ試用期間として設定しています。
テレワーク制度や時差Biz制度、多様な働き方を実践し、効果を体感することも可能です。
また、スムーズビズ使用期間にスムーズビズを実践する場合は、スムーズビズ事務局(info@smooth-biz.tokyo)に情報をメールで送付しましょう!
事務局のホームページで周知してもらえることから、企業認知度やイメージ向上にもつながりますよ。

<参考>
東京都「新しいワークスタイルや企業活動の東京モデル「スムーズビズ」」https://smooth-biz.metro.tokyo.lg.jp/

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杉山敏之株式会社ドクタートラスト

投稿者プロフィール

人生で一番多くの時間を費やす「働く」という行為が少しでも有意義になるように、「いかに元気に過ごすか」をテーマに少しでも意義のある情報をお届けできればと思っています。「企業」と「労働者」双方に必要とされ、生産性の向上へ貢献できるよう努めてまいります。
【保有資格】健康経営アドバイザー
【ドクタートラストへの取材、記事協力依頼、リリース送付などはこちらからお願いします】

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